短編2
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お泊まり会

友人Aが実際に体験した話です。

先週の土曜日、Aは親友のMを家に招き、お泊まり会をしたそうです。

久しぶりに会い、TVを見ながら、中学時代の話や高校の話をしてました。

しばらく経って、折角遊んだのだからと、Aは携帯で写真を撮ることにしました。

しかし、写真の何枚かにおかしなものが写っていました。

ある写真には、鏡とMが写ってたのですが、その鏡には小学生ぐらいの子供が悲しそうな顔をして写っている。

ある写真には、赤い靄のようなものが写っていました。

赤い靄が写ったところは、以前、Aが中年男性の霊を見たところでした。

二人は不気味になり、写真を消しました。

夜になり、二人は部屋で横になりながら、話をしていました。

すると、携帯のバイブの振動が伝わってきました。

Aは、Mの携帯が鳴っているのかなと思い、話を続けました。

しかし、Mはなかなか携帯を取りません。

不思議に思い、Aは聞きました。

「Mちゃん、携帯鳴ってるけどいいの?」

Mは答えました。

「え、Aじゃないの?私の携帯、バイブにしてないよ?」

「私も違うよ!だって電源切ってあるもん…」

翌日、Aは母親と弟にバイブ設定にしてたか聞きましたが、二人ともしていなかったそうです。

一体、誰が鳴らしていたのでしょうか。

もしかしたら、鏡に写った子供が鳴らしたのかもしれません。

ちなみに、携帯は今のところ、何の異常もないそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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