短編2
  • 表示切替
  • 使い方

正夢だったら嬉しい…

二週間ほど前にあった、

本当の話です。

俺、地元のメンズパブでホストやってんだけど…ある日、変な夢を見たのね。

夢の中で二十歳位の女のコが現れて、お互いに暗黙の了解で…まあ…突然…

変な話だけど、エッチしちゃった。

もうお互いがお互いを貪るみたいな感じ。濃厚で、不謹慎な言い方だけど充実したっつうか、全身全霊を注いだエッチだった。(恥)

朝、目が覚めて…

あちゃ〜、夢〇してるし。

もうエッチなんて10年近くしてないから、欲求不満なんかなー。

俺と相性良さげだったな、あのコ…。

か何か独り言を喋りながら、儚い夢よ幻よなどと思ってた。

ところがその週の週末。

パブで働いてたら、一見の団体様が来店した。先頭に立っていたのが、その夢に現れたコで俺呆然。

お客様が来たら入り口に行って、店内に案内するのも俺の仕事なんだけど、近づいて顔を見たら夢に現れたそのまんま本人でした。

病的に白い肌

二重瞼にちょっとつり目

何より…何より特徴的な髪型。

結った髪を握り拳大に丸め、

頭頂部にチョコンと乗せてんの。

最初に夢で見た時、吹き出しそうになった彼女の一番の特徴だった。

「いらっしゃいま…ぁ…!!」

って固まったきりの俺。

連れの友達数名はズカズカと店内に入って行く中、その彼女だけは俺と同じく呆然としながら動かない。

しばらくお互いに(゚Д゚)ポカーンとしながら見つめ合っていたが、彼女は目線を床に逸らし顔を赤らめながら言ったんだ。

「…夢で…」

俺∑(゚Д゚)ポカー…えっ!?

彼女のその言葉から察するに、もしかしたら彼女も夢の中に俺が現れて…?

俺の脇を足早に通り抜ける彼女に、俺は一言だけ呟いた。

「…うん、そうですよね。」

残念ながら何だかお互いに気恥ずかしいやら気まずいやらで、

結局この日は俺も席に付かず彼女とは会話する事も出来ませんでした。

でも彼女は終始カウンターに立ちっぱなしの俺をチラ見。俺もカウンターのお客様に接客しながら彼女をチラ見してたんで、何度も何度も目が合いました。

俺は今夜もシフト入ってます。

もし…もし今夜、いや今夜じゃなくても構わない。また彼女がお店に来てくれたら、その時は思い切って話し掛けてみますね。

でもやっぱ恥ずかしいや。(笑)

怖い話じゃなくて、ごめんなさいでした。(_ _)

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

Concrete 59189e6fb4d79119a63e92183ffb92aeb8f46031afd97d5db060811ce15c35e6
閲覧数コメント怖い
14800
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ