短編2
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会話

初投稿です。よろしくお願いします。

先日、某M鉄に乗っていた時の事です。

電車に乗り、ぼーっとしていると、何か話し声が聞こえてきました。

チラッとその方を見てみると、20代後半?の女性が一人でしゃべっていました。

「独り言か、変わった人だな〜」などと思っていましたが、独り言にしては何かおかしい……

その人は、ある一点を見つめながら優しく諭すように話しており、また言葉と言葉の間には妙な間がありました。

例えるなら、AさんとBさんの会話の内、Bさんの会話の部分だけ消した様な感じ……と言えば、分かって頂けるでしょうか。

特に聞くつもりはありませんでしたが、声が少し大きめだったので、ある程度聞き取れてしまいました。

以下がその会話です。はっきりと聞こえ始めてきた部分から書いてます。

(記憶を頼りに書いているので若干違っているかもしれないです)

「えっ…またなの?」

「…………」

「あれほど、ダメだって言ったじゃない。」

「…………」

「確かに気持ちは分かるけどね、他の人に迷惑かけるのは許されないよ。」

「…………」

「私だってね、毎日何も悩まずに生きているわけじゃないんだよ。自分だけが辛い思いをしてるって思いがちだけど、みんな何かしら悩みを抱えながら生きているんだからさ……ね……」

そこまで言い終わると女性は話すのをやめ、二つ先の駅で降りるまでは静かにしていました。

最初はただの独り言かと思いましたが、もしかすると彼女は普通の人には見えない「何か」と話していたのかもしれません……

いったい何だったのでしょうか…不思議な体験でした。

ちなみに、その人が見つめていた先は、運転士のおじさんの後頭部でした。(笑)運転士さん気になっただろうな……

怖い話投稿:ホラーテラー カラベリ結節さん  

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