中編4
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コックリさん

やはり、投稿を続けていると、中傷、バッシングも 仕方のないことなんですね。しかし、数少ない 共感や応援のコメントは励みになります。

今回も興味ない方は

スルーで。

これは、俺が小学4年生の時の話し。

当時の俺は、市内の学校から、親の仕事の都合で、 田舎の方の学校に転校したばかりだった。

少し都会から来たという理由で、他の生徒の風当たりはキツかったのを、覚えている。

しかし、そこは子供で、 毎日のように、ケンカを繰り返すうちに、打ち解け合い、

気がつけば、学年など関係なく、全校生徒が友達として、遊ぶようになっていた。

当時の俺は、変わっていたと思う。

深夜、誰もいなくなった 小学校のプールで、一人でひたすら泳いだり、

真っ暗な校舎の屋上で、 一人で、星を見たり、

今では、自分でも ありえない行動だったと思う。

ある日、放課後の教室で、友人のA、B、Cとダベっていると。

Aがランドセルから、

一枚の紙を取り出した。

A『なぁ、おまえら、これが何か分かるか?』

俺は、一目見て、それが何なのか理解していた。

俺『コックリさんだろ。それどうしたんだ?』

A『2組のDに教えて貰ったんだ!今から、みんなでやってみよーぜ?!』

B『いいね、やろーぜ!俺は将来、金持ちになれますか?って聞いてみる』

C『ははっ!お前は実家の酒屋を継いで、平凡な人生を送るんだよ!』

B『わかんねぇだろ…酒ってマズイし、多分好きになれねーし…』

A『匿名係長(俺)も、やるだろ?』

俺『ん~…やめといた方がいいんじゃない?』

A『え~!お前一番こうゆうの好きそうじゃん!?』

俺『イヤ…そうなんだけど、うちの母ちゃんが、そうゆうのは、絶対やるなって口うるさくてさ………』

A『大丈夫!だまってればバレないだろ!なっ?』

俺『…わかった。内緒だぞ』

しぶしぶ承諾すると、

Aは、教室のカーテンを全て、閉めた。

そしてコックリさんがはじった。

皆、『誰が誰を好きですか?』など、たわいのない質問を繰り返し、

面白いように10円玉は動き、答えてくれた。

俺は、内心、

(どうせ、Aが動かしてんだろ…)と、半信半疑で続けていた。それよりも、先生が、教室に入って来ないかが気になって、

落ちつかなかった。

俺『なぁ、そろそろやめようぜ?先生来たら、母ちゃんにバレちまうだろ?』

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A『わかったから、手を離すなよ!じゃ、最後に質問して、帰ってもらおう……コックリさん、コックリさん…俺、Aは、将来どんな仕事をしてますか?』

B『プッ…お前も実家の農業継ぐに決まってるだろ!』

と、笑いながらBが、一瞬手を離し、慌てて手を戻した。

俺『おい…!』

B『やっぱ見てた…?』

俺『あたりま…』

その時、10円玉が動きだした。

『し…………』

『……ん………』

『………で…………』

A『わァァァアアア………!!』

突然、Aが立ち上がり、 机の隅に置いてあった、鉛筆を握った。

俺『バカっ!離すな………』

と、Aの方を見ると…

そこにいたのは、俺達が知っているAではなかった…。

目は酷くつり上がり、

充血し、口からは、よだれを流して、小刻みに震えていた。

俺達は、あまりの恐怖に席を立ち距離をおいた。

その瞬間、Aは自分の左手を机に置き、右手に持った鉛筆を、左手目掛けて降り下ろした。

A『る゛ァァァアアアああ゛―――――!!!!!』

教室にAの声(いつもの声じゃなかった)が、

響いた。

俺は、目を疑った…

鉛筆がAの手の平だけでなく、机の厚い、板まで貫通していたのだ…。

『お前ら…!何やってんだ!!』

Aの叫び声を聞いた、二人の先生が教室に入ってきた。

Aは、手を、鉛筆で固定されたまま、叫び、

ガタガタともがいている。

C『コックリさんが…!ごめんなさい…!ごめんなさい…!』

二人の先生がAに駆け寄り、暴れるAを抑えようとしたが、 大人2人が軽く、押し返された。

俺は教室を飛び出し、 職員室に向かい、残っていた先生を、全員連れて

教室に戻った。

暴れるAを、大人5人で、何とか抑え、そのまま

廊下にある、太い柱に

何本かの縄跳びで、縛り付けた。

その後、近くの寺から、住職に来てもらい

何とかAも、助かった。

そして次の日の全校朝礼では、コックリさん禁止令が出た。

もちろん俺は、母ちゃんに、こっぴどく叱られた。 Aの手の甲には今も、 あの時の傷がハッキリと残っている。

そして、実家の農業を継いだ。

無農薬野菜を売りにした レストランを開き成功しているらしい。

あの事件の半年後に、

全校集会で、

カンチョウ禁止令がでた。

その話しは、また後日…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名係長さん  

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