短編2
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正面衝突の瞬間

初めまして。

黒のと言います、これは俺が四年前に体験した少し怖い体験です。

あれは四年前の冬…

俺の住む地域は雪が多く毎年、多くの車が廃車となり多くの人がこの世から旅立つ。

社会人になり最初の冬、初めての雪道運転。

最初は慎重に運転していた俺も冬の終わりが近づくにつれ調子に乗った運転をするようになっていた。

あの日は残業で帰りが遅くなり少し急いでいた、毎日通る道、雪道なんてたいしたこと無い。

そんな気持ちが車のスピードを上げて行く。

何の変哲もない少し見通しの悪いだけのカーブ、何時ものように少しスピードを落として進入して行く。

曲がり初めて直ぐ異変に気がつく、車が反対車線の方へスライドして行くこの時点ではまだ冷静に対象していた。その時までは…

カーブの先、大型トラックが見える。

一瞬だった…あっ!と思った次の瞬間、視界は真っ白になっていた、暫く何が起きたか理解できず硬直、自分の視界を真っ白に染めている物がエアバックだと気づき頭を上げた。

まず飛び込んできた光景はヒビだらけになったフロントガラス、外の様子は全くといって良いほど見えない。

とりあえず外に出ようと思いドアに手をかけるがひしゃげたドアは開こうとしない思い切って足で蹴り飛ばし何とか外に出られる分の隙間が出来た、外に出て車の様子を確認する。

ゾッとした…俺の車は衝突したトラックに運転席の少し前の辺りまでめり込んでいた。

いや潰れていた…

続きます

恐怖体験は次の添付からです。

怖い話投稿:ホラーテラー 黒のさん  

Concrete
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