短編2
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窓は閉めた方が…

駄文です。

怖くはございません、ご了承頂いた方に読んで頂ければ幸いです。

昨晩の不思議な話です。

昨晩私は、友人と飲みに行った帰り…ほろ酔いで自宅を目指して歩いておりました。

自宅マンション付近は閑散とした静かな場所。

夜は人通りもなく、人とすれ違う事は余りありません。

ここ最近、夜は涼しいと感じる気温になり…清々しい気分で、酔っ払っては居たものの…帰宅してからの段取りを考えていました。

『まず~洗濯機を回して~その間にシャワーをして~メールの返信もしなきゃ…』といった具合です。

路駐されている車の横を通り過ぎようとした瞬間…

『窓は閉めた方がイイヨ』

と、何処からともなく聞こえました。

…???

私は立ち止まり、周囲を見渡しました。

…誰も居ません。

路駐された車にも誰も乗っていないですし…

ほろ酔いだったとはいえ、意識はしっかりあります。

『…気のせいか~。私意外と酔ってるかも…(笑)』

等と、お気楽に思っていると…

路駐された車のサイドミラーの上に、カエルが載っかっているのに気付きました。

『久しぶりにカエル見たな~』と思っていると、

再び…

『窓は閉めた方がイイヨ』

と…聞こえました。

流石に怖くなった私は、その場を逃げる様に自宅へ急ぎました。

部屋に入り…

頭の中に残っている、声の主について考えてながら、洗濯機を回し…シャワーをしようと服に手をかけた瞬間…

『窓閉めなきゃ』

と、頭の中に響き…ハッとした瞬間…

バチバチバチッ

っと、洗面所の窓に何かが当たる音がしました。

バチバチバチッ…

雨だと気付きました。

かなり大粒の。

ハッ!として、リビングと寝室の窓が網戸だった事を思い出し、急いで閉めに走りました。

私の部屋は11階の為、風も強く…雨が降ると風が手伝い大惨事にったりします。

幸い気付いたのが早かった為、被害は及びませんでしたが…ゲリラ豪雨バリに激しい雨。

あのままシャワーをしていたら…私はベッドで寝る事が出来なかったでしょう…

窓を閉めなきゃ!と、豪雨の事を知らせてくれてたんだなぁ…

少し考え…

声の主は、きっとあのカエルだったのでは??

と、結論付け…

感謝の気持ちを想いながら…私は気持ちよくベッドで寝る事が出来ました。

以上、

昨晩の体験でした。

お粗末さまでした。

怖い話投稿:ホラーテラー とみーさん  

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