駄文です。
怖くはございません、ご了承頂いた方に読んで頂ければ幸いです。
昨晩の不思議な話です。
昨晩私は、友人と飲みに行った帰り…ほろ酔いで自宅を目指して歩いておりました。
自宅マンション付近は閑散とした静かな場所。
夜は人通りもなく、人とすれ違う事は余りありません。
ここ最近、夜は涼しいと感じる気温になり…清々しい気分で、酔っ払っては居たものの…帰宅してからの段取りを考えていました。
『まず~洗濯機を回して~その間にシャワーをして~メールの返信もしなきゃ…』といった具合です。
路駐されている車の横を通り過ぎようとした瞬間…
『窓は閉めた方がイイヨ』
と、何処からともなく聞こえました。
…???
私は立ち止まり、周囲を見渡しました。
…誰も居ません。
路駐された車にも誰も乗っていないですし…
ほろ酔いだったとはいえ、意識はしっかりあります。
『…気のせいか~。私意外と酔ってるかも…(笑)』
等と、お気楽に思っていると…
路駐された車のサイドミラーの上に、カエルが載っかっているのに気付きました。
『久しぶりにカエル見たな~』と思っていると、
再び…
『窓は閉めた方がイイヨ』
と…聞こえました。
流石に怖くなった私は、その場を逃げる様に自宅へ急ぎました。
部屋に入り…
頭の中に残っている、声の主について考えてながら、洗濯機を回し…シャワーをしようと服に手をかけた瞬間…
『窓閉めなきゃ』
と、頭の中に響き…ハッとした瞬間…
バチバチバチッ
っと、洗面所の窓に何かが当たる音がしました。
バチバチバチッ…
雨だと気付きました。
かなり大粒の。
ハッ!として、リビングと寝室の窓が網戸だった事を思い出し、急いで閉めに走りました。
私の部屋は11階の為、風も強く…雨が降ると風が手伝い大惨事にったりします。
幸い気付いたのが早かった為、被害は及びませんでしたが…ゲリラ豪雨バリに激しい雨。
あのままシャワーをしていたら…私はベッドで寝る事が出来なかったでしょう…
窓を閉めなきゃ!と、豪雨の事を知らせてくれてたんだなぁ…
少し考え…
声の主は、きっとあのカエルだったのでは??
と、結論付け…
感謝の気持ちを想いながら…私は気持ちよくベッドで寝る事が出来ました。
以上、
昨晩の体験でした。
お粗末さまでした。
怖い話投稿:ホラーテラー とみーさん
作者怖話