短編2
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犯人

昨日彼女が自宅のマンションで首を吊ってしんでいるのが発見された。

俺は直ぐさま駆け付けたが、青ざめた彼女の横で、彼女の母親は悲しみあまり泣き崩れれていた。

昨日から連絡が取れないので、心配した母親が大屋に頼み、マスターキーで鍵を開けたところ、リビングで首を吊っているのが発見されたそうだ。

その時玄関には鍵がかけられ、統べての窓がロックされていた。

完全な密室ということで、警察は自殺と断定した。

しかし彼女の机の引き出しから見つかった日記には不可解なことが書き込まれていた。

最後のページには

「助けて、殺される」

と乱雑な字で聞き込まれていた。

しかし遺体発見現場は完全に密室。

ドアの鍵はピッキング出来ないもので、こじ開けた様な形跡もない。

窓もすべてロックされていた上に、このフロアは13階。忍び込むのは極めて困難な上、窓を割ったりこじ開けようとした痕跡もまったくなかった。

警察の出した見解は、彼女はその時酷い精神錯乱状態にあり、支離滅裂とした文を日記に書き、発作的に自殺したのだろうと言うことだった。

「なんで自殺なんて馬鹿なことしたの。そんなに悩んでいたなら、一言相談してくれれば良かったのに」

彼女の母は割れんばかりに号泣した。

そんな母親に俺はいった。

「娘さんは自殺なんてしてません。本人がいっているんだから間違いありません」

怖い話投稿:ホラーテラー ∵グラスノスチ∴さん  

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