短編2
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くるな!!

今職場の友達とルームシェアしています。

その日は風が強く、窓やらドアがガタガタ鳴っていました。

深夜まで相方と駄弁っていたのですが、お互い眠くなってきたので床に着くことにしました。

相方は先に寝てしまったんですが、どうにも寝付けず、携帯をいじっていました。

すると、風とは違う、明らかにドアを叩く音が聞こえてきました。

それも激しく。

こんな時間に誰が?おかしいだろ。

と思い無視していたのですが、ドアノブをひねる音も聞こえてきました。

「なんかやばい」相方に声をかけたんですが、起きる気配がありません。

近くにあった棒をにぎりしめ玄関の方を睨み付けてました。

ドアを叩き、開けようとする音はまだ聞こえます。

「早くどっか行ってくれ!」心の中で何度も唱えました。

すると、急に静かになり、どこかに行く足音が聞こえ、私は一瞬安心したのですが、次の瞬間トイレの窓の外から「開いてるじゃない」と女とも男とも言えない不気味な声が聞こえ、入ろうとする音が聞こえてきました。

直感でヤバイと判断し、でかい声で「くるな!」と怒鳴りつけました。

するとつけていた電気が全て消え、急に頭が痛くなり、意識を失ってしまいました。

次の日の朝、相方にこの話しをしたら、寝ている私の上に黒い人がたのモヤがあったらしく、それが相方の方を見て「あぶなかったな」と言って消えたそうです。

あれは何だったんでしょうか…。

怖い話投稿:ホラーテラー アッキーさん  

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