短編1
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床下

母が幼少の頃に体験した話を。

母方の家計は、霊感が強く、母もたまに視る人。

母がまだ、物心ついた頃、 いつものように床に着いていると、

床下の方から、人が複数で話す声が聞こえてきたそうだ。

ボソボソと話す感じで、 会話の内容は聞き取れなかったそう。

それからというもの、

毎晩のように聞こえてきたらしく、

母は祖母(母の母親)に、 たずねた…

『床下から人の話し声がするの…なんで?』

それを聞いた祖母は、

『大丈夫だから今日は寝なさい』

と言い、眠りについた。

その頃は、家も貧しく、 祖父も仕事で、ほんとんど家には帰らなかったため、祖母も気味が悪くなったらしい。

祖母も毎日の仕事に追われ、そういった現状には気付かなかった。

よく朝、仕事から戻った祖父に、 床下を調べてもらったら、

なんと、床下から 10匹弱の、 猫の死体が出てきた。

猫は死に際に、 飼い主の元から姿を消すと言うが、 その最後の死に場所に選んでいたのが、

母の住む家の床下だった。

祖母は、猫達を手厚く供養すると、床下の入口に全て、格子を取り付けた。

それからは、あの声もしなくなったそうだ。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名係長DXさん  

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