短編1
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光し者

あれは嫁と長野に向かう途中でした

当時まだ付き合ってまもない事もありせっかくだから下道でゆっくり行こうと僕が運転で車を走らせてました

夜出発したのでその時は一時ぐらいで山の中だったのもあり走る車は僕らだけ

運転の疲れとタバコ休憩をかねて少し開けた場所を見つけたので車を止め窓を開け空を見ながら話してました

山の中で見る空はすごく星が綺麗で二人ですごいはしゃいでいたのを覚えてます

その開けた場所は砂利で電気のついて無いでかい看板が一つ立っていました

少したってそろそろ出発しようとアクセルを踏もうとすると嫁が「あっ!」と驚いた様に言ったので車を止めどうしたの?と聞くと「今の人見たっ!?」と聞いてきたこんな夜中に山の中ヤバいだろうと周りをキョロキョロするが誰も居ない

なんか寒気がして直ぐにアクセルを踏んだ

すると直ぐに嫁が「ぃ痛ぁいぃー!!」叫ぶ

また車を止め嫁を見るとすごい汗をかいていた

「肩がぁ痛いぃ~!!」と嫁

触るとカッチカッチになっている

これはヤバいと直ぐに猛スピードで車を走らせた

十分ぐらい走って嫁も落ち着いたので話しを聞くと万歳した中年のおじさんが看板の下で発光していたらしい

確かに看板の電気は切れてたし人らしきかげも見なかったのでやっぱり霊なのかと怖かったです

その後特に何も起こりませんでした

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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