短編1
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霊の声

これは、私の父が子どもの頃、実際に体験したという出来事です。

    ある日の夜中のことです。

父は、友人の家で、何人かの友人たちと怪談話をしていたそうです。

それぞれがいろんな話をしていくうちに、父が話す番になりました。

父はある都市伝説のことを話したそうです。

友人たちは、怖がっていたそうです。

          すると、その時です。

「どん。

」と言う何かがぶつかるような音がしたそうです。

そして・・・ 「お~い・・・」といい声が、聞こえてきたそうです。

父や、友人たちは、しばらく言葉を失ったそうです。

      父はおそるおそる友人たちにこう聞いたそうです。

「今、だれかしゃべらなかった?」     すると、この家に住む友人がこう答えたそうです。

「死んだばあちゃんの声だ・・・」     「またまた、そんな冗談を・・」と言いたかったそうですが、とても言えなかったといいます。

 父は、「今、思えば、あのとき、亡くなったおばあちゃんが、怖い話なんかするな、って、注意しに来たのかもしれないなぁぁ・・・」と言っています。

            

           

怖い話投稿:ホラーテラー フジコさん  

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