これは、以前住んでた一軒家の話です。
初めての引越しで喜んでいた私ですが、その家に住み慣れた時のことです。
その時は雨が降っていて私は居留守をしていました。
すると、上からポツンと一滴。
最初は雨漏りだと思ってましたが、よく見ると、赤くなっていて、不気味ではあったものの、何かに濁って落ちたと、初めはそう思ってました。
でも、数日後にも、晴天なはずが、また天井から一滴。
さらに、妙な足音も。
母に言っても、気のせいとばかり。
そして、ある日のことでした。
夜に、また天井から一滴、その後に天井から、大きな女の叫び声が。
私は直接、天井裏に行きました。
真っ暗でしたが、豆電球が一つあって、それをつけると、私はとんでもない光景を見たのです。
私の目の前には、負いただしい血を流した女の遺体があったのです。
私はすぐに引越しました。
後から聞いたのですが、あの家では、同居していたカップルがいて、男性が女性を刃物で数回刺した後、首の骨を折って殺したそうです。
それに、女の遺体が未だに見つかっていなかったそうです。
そうすると、あの天井から落ちた一滴は、女の助けを求める、声の代わりだったのでしょうか。
でも、遺体が見つかってよかったです。
あの場所に居られても困りますからね。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話