短編2
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ストーカー被害

いつ頃からだったんだろう。

確かこのアパートに越してきて1年目位からだからもう2年になる。

そういって嫁さんは話し始めた。

「ずっと勘違いかと思って言わなかったけど・・・もう怖くて我慢出来ないから言う。」

「最初は下着がなくなるだけだった。これも思い過ごしかと思ってたけど5回も続いてる。」

まあ下着泥棒は無差別だしな・・・・発泡酒片手にそんなに真剣に聞いていなかった俺は室外洗濯機はやはり不用心だなと思いながらテレビのチャンネルを変えた。

嫁さんは畳かけの洗濯を持ちながら続ける。

「それから下着は手荒いするようにした。だけど貴方がパチンコとかでいない夜に・・・23時とかにチャイムがなってどちらさまですか??ってきくと・・・」

「廃品回収です。あけてください」っていうの。

勿論怖くて開けなかった。

でも次にきた時は

「新聞やです。無料で野球のチケットを配ってます。あけてください」

っていうんだよ

もう怖くて・・・

まあ酔っぱらいかなにかだろ

そう言うと

「それからも何回もN○Kですとか、管理会社ですとかいって同じ人がくるんだよ!夜中に電話がなったり、出窓を叩くことも最近はあるしもう怖くてどうしたらいいかわからない」

そう言いながら涙目になる嫁さんをみて、被害妄想だろと思いながらも聞いていた。

どうせストーカーするなら若い小梨にいくだろうしな・・・・と。

だがそれがまずかったのかなんなのこ嫁さんは

「信じてほしかったのに」

そういって泣きながら寝室に行った。

そしてすぐにものすごい悲鳴

慌てて行くと出窓のカーテンの隙間からは男の目と手。

マジか・・・・とおもった。

すぐ外にでたがいなかった。

警察にも行ったがパトロール強化と言う名の放り投げだ。

あれから嫁さんは出窓をこわがり、出窓は全て段ボールとガムテで塞がれた。

昼間ですら雨戸をしめきり買い物もネットスーパーのみ。

不眠症になり、睡眠導入材や安定剤のデパスなど5種類の薬をを常用している。

あの時きちんと話を聞いてやればよかったのか、引っ越ししたいが金もなし。

追いつめられた嫁さんを見てもどうしたらいいかあからない日々を淡々と過ごしている

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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