短編2
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これは一年前の夏に体験した話です。

文章がガタガタかもしれませんが聞いてください。

私はその日交通事故にあいました。飛び出した私が悪かったのです。

気づけば暗闇の中でした。自分が事故に遭ったことを思い出し、死んだのかと恐怖が走りました。

どうすればいいのかわからなく一人で泣きました。

何分くらい泣いたかわかりません。でも自分はもう死んだのだからと諦めました。

とりあえず歩こうと立ち上げりしばらく進んでいると何かに足を捕まれました。

すごく怖かったです。下を向けませんでした。その反動でこけてしまいました。

足を掴んだ手は私をズルズルと後ろに引っ張って行きました。

そしたら前方から白い手が二本にゅっとでてきて私の腕を掴み前に引きずって行くんです。

すごい速さで引っ張られどんどん進んで行きます。私の足を掴んでいた手が離れました。

すると奥に光が見えました。

優しい光でした。けれど何故か怖かったのです。そこを通った本当に死んでしまうのじゃないかと…。

泣き叫びました。まだ死にたくないと生きたいと光の前で手が止まりました。

光のほうから声が聞こえたんです。さとみって…。何度も私の名前を呼んでいるんです。

するとその手が私を光のほうに行けと動かすのです。

私は恐る恐る前に進みました。すごい光に包まれました。暗闇のほうから「元気でね」っと聞こえた気がします。

目を開けると病室でした。私は奇跡的に助かったのです。お母さんは泣きながら私にしがみついてきました。

あの手は何だったのでしょうか?

今は亡き祖母だったのかもしれません。

それは都合よく考えすぎでしょうか?

 

怖い話投稿:ホラーテラー さとみさん  

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