短編2
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センス

久しぶりの投稿です。

先日あった事をお話ししたいと思います。

誤字、脱字等あったらすみません。

先日、自分の実家で飼っていた愛犬が寿命で死んでしまいました。

ペットと言っても、10年以上連れ添った家族なのでみんなで相談した結果、供養してもらおうということになりました。

数日後、家族全員で車に乗り込みペット霊園に向かいました。

車内の空気は重く、妹にいたっては一晩中泣いていたのか目を真っ赤に腫らしていました。そんな妹を見ていると僕も悲しくなり、愛犬との思い出を浮かべながら外の景色を眺めていました。

ペット霊園に到着し、お坊さんに本堂へ通されました。

みんな無言のまま着席し、お経の準備を黙って眺めていました。

お経が始まり、僕も心の中で、

『今まで本当にありがとうな。』

『そっちでも元気でやれよ…』

など愛犬に感謝の気持ち伝えていました。

すると、妹や母のすすり泣く声とお経が響く本堂で、

『…ぷぷっ笑』

と言う小さな笑い声が聞こえてきました。

隣りを見ると明らかに親父が笑いを堪えています。

『このクソ親父は神聖なこの場所でなにが面白いんじゃい!』

とキレながら親父の目線を辿ると、過去に供養してもらったペット逹の名前が壁に掛けてありました。

ぽち

たま

ラッキー

このペットの家族たちもみんな悲しみを乗り越えてきたんだな…

ジョン

マックス

レオ

炒飯

…ちゃ、ちゃーはん!?

僕と同時にその名前に気付いた妹や母も

「うぅ…う…ぷぷっ笑」

僕も始めはなんで炒飯なんだ!?という疑問だったのですが、いつも厳格で頑固で威厳のある父が、

「ちゃーはん」

という名前を見て笑いを堪えているという状況に笑ってしまい、それからは終始家族で笑いを堪えていました。笑

お経が終わり、お坊さんに変な顔されながら家路に着きました。

行きはこの家族は心中するんじゃないか!?くらいのいきおいだったのに帰りは

「炒飯はないっしょ。笑」

「お父さん笑いすぎ!」

などピクニックの帰りかってくらい騒いで帰ってきました。笑

皆さんも名前のセンスには気を付けて下さい。

ありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー サボさん  

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