短編2
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ホームレス

乱文、駄文、ご容赦ください。

私は一週間毎に昼勤と夜勤が入れ替わる交代制の工場に勤務している。

早朝5時。夜勤を終えて帰宅し、眠気と疲れで何をする気力もなくベッドに倒れこむ。

こんな毎日をただただ過ごしていたのだが、ある日を境に、眠りに入る心地好い意識の中で、遠くから声が聞こえて来るのに気がついた。

「…ヒ…ッ……イ!」

しかし、当初はそんなことはどうでもよく、すぐさま眠りについていた。

仕事にも慣れてきたある日、朝食を食べてからベッドに入ったとき、その声がハッキリと聞こえてきた。

「ハーッヒフーッへホーイッ!」

オッサンの声だ。

「ホーーイッ!ホーーイッ!」

幻聴や気のせいじゃなかった。

怖いというより、笑いが込み上げてきて眠れない。

結局10分ほどでその声は止んだので眠れたのだが、起きてから気になったので、出勤時に近所の奥さんに今朝の話をしてみた。

すると、町内では有名だったらしく、皆知っているとのことだった。

内容はというと、公園のトイレで暮らしているホームレスが奇声を発していて、警察署にも何度か通報しているのだそうだが、やめそうにないらしい。

まあ害はないようなので、耳栓でもして寝るか…ぐらいにしか思わなかったのが失敗だった。

次の日、いつもの奇声が終わり寝ていたときのことだ。

なんとなく目が覚めたとき、またあの奇声が聞こえた。

しかし今日は声が張ってない。

それにもう昼だろうになぜ…と思い壁掛け時計に目をやろうとしたその時。

すぐ横に…私の耳元であの奇声を真顔で発するホームレスがいた。

眠気は吹っ飛んだが、突然のことで声が出ない。

相手の様子を見ながらジリジリと距離をあけ、外に出た瞬間ダッシュで近所の人に助けを求めた。

その方の通報ですぐさま警察が来て、ホームレスは不法侵入で連行されていったのだが、その間も私のベッドの上でつぶやいていたらしい。

ホームレスは黙秘を続けているようで、なぜ私なのか、何がしたかったのか今もわからない。

数ヶ月前の出来事でかなり動揺したので投稿しました。

ありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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