中編2
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オカ板見てたら

去年の夏の出来事。

その日も蒸し暑く、

仕事以外はエアコンの効いた部屋に閉じこもり、 怖い話や、動画を見ながら涼んで過ごしていた。

携帯で、怖いで話しを読んでいたら、いきなり電話が鳴り、心臓が止まりそうになる俺。

友人のKからだった。

K『おう、何してたぁ?』

俺『別に、家でゴロゴロしてたよ。どした?』

K『また…怖……話し……でた……だろ…』

Kの声が、途切れ途切れで聞こえづらい。

俺『お~い!聞こえねえぞ~!電波悪いのか?!』

K『女……声が………える……』

俺『はっ!?だから聞こえねえぞ!』

K『女!………声……聞こ………』

俺『女…?ってか電波悪いみたいだから一旦切るぞ!』

中々聞き取れず、少しイライラした俺は、電話を一方的に切った。

バチン…!

いきなり部屋の電気が消えた… 停電!?と思ったが、窓から見える周りの家は、灯りがついていた。ブレーカーをチェックしようと、

携帯の僅かな灯りを頼りに、玄関前のブレーカーを探した。

ピンポ―ン!

インターホンが鳴った…

俺は、このタイミングかよ…と思いながら、ドアスコープを覗いた。

真っ黒だった。

恐らく頭をドアにベタづけして、髪の毛だけが見えている感じ。

ピン―ポン!

ピン―ポン!

俺『…誰だよ…!?』

ピン―ポン!

ピン―ポン!

俺『うるせーぞ!!!』

ついさっきまでオカ板を見ていた俺は、嫌でも変な物を想像してしまい、 鍵とチェーンが、閉まっていることを確認した。

ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!

『…開けて………鍵…開けて………』

頭の中に、直に聞こえてくる、低い女の声に

背筋が震えた…

俺『開けるかぁ!帰れ……!』

ドアを叩く音が止んだ…

俺は、しばらくドアの前にへたりこみ、

ハッと我に返りブレーカーをあげようとした瞬間 部屋の電気がついた。

灯りが着いたことで、少し安心した俺…

後ろを振り向くと

女がいた。

髪の毛はボサボサ

肌はケロイドで、目ないというか、空洞のような暗闇…口はだらしなく開き

徐々に口角が上がりはじめる…

『窓…開いてるよ……』

俺は、気を失った。

起き時計を確認したら

15分ほど経っていた。

窓を見ると、少し空いていた…

砂と泥の混ざった足跡も残っていた

怖い話投稿:ホラーテラー ファブリーズさん  

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