中編5
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電車内にて(コピペ)

私。

今年始め位に引っ越したんです。

三鷹市に。

それで、当然今までと電車が変わったんですね。

詳しくは書きませんが。

その電車の話なんですが。

始発から、終点まで乗るんです。

一つ待てば寝れるからね。

朝なんかは非常に重宝するんですよ。

寝れると言うのが。

だけど、帰りはそうも行かない。

帰りは学生と時間が被るんですね。

学生と。

こいつら、まぁ五月蝿い。

お友達同士楽しいのは良いけども。

仲が良いのは微笑ましいけども。

割りと声が通るもんだから、聞きたくなくても話を聞いちゃう。

つい先日も、そんな感じで電車に乗りまして。

で、二〜三駅進んだ所でしょうか。

学生の話声がするんですよ。

何を話してるかって

怖い話。

そりゃ私も、聞きたくなくても聞いちゃう。

聞きたいから余計聞いちゃうわけですよ。

内容は、まぁまぁありきたりですわ。

このコミュ入ってる人なら一度は聞いたような話。

それでも、話を作るのも好きなもんですから、聞いちゃうわけですよ。

どんな話方かな〜

どんなバリエーションかな〜

って。

で。

大きな盛り上がりもなく話が終わりまして。

家に帰りました。

次の日も、帰りの電車で、同じ奴等が話してました。

その日は、たしか学校の七不思議でした。

それでも盛り上がりはなく終わりましたが、私はちょっと懐かしい感じを覚えました。

何でも怖くて。

どんな話も新鮮で。

そんな時期を思いだし、ちょっとわくわくしちゃいました。

次の日は、奴等の声聞こえなかったんですが。

そうするとちょっとさみしいくらいに感じました。

日によって話が聞こえたり、聞こえなかったりするんですが。

なんと言いますか、ちょっとした楽しみになっていきまして。

ある日、ふと気づいたんです。

[返信]

▼ [002] 2010/09/21 15:32

あぁ、こいつらの顔を知らない。と

声しか知らないと。

だから、一回見てみようと思ったわけで。

その日声のする方に目をむけてみたんですね。

ふと見ると、二人組の学生さんでした。

中学生くらいかな…。

主に話しているのは、その内の一人。

雰囲気はお金持ちの子って感じな、ちょっと意地悪な笑顔の少年。

聞いてるのは、いじめられっこタイプの少年。

楽しく話してるっちゅうより。

割りと一方的に意地悪な感じな少年が得意気に話してるように思ったんですね。

まぁ、でもいじめられっこタイプの少年も、満更でも無い感じで。

若いってのは素晴らしいもんで、日に日に怖い話の質が高くなるんですよ。

サンタさんのブラックジョーク。

くねくね。

段々段々、知ってる話をしてるってよりは、話す為にネタを仕入れてる感じで。

私にも似た経験が有るもんで

おぉ 頑張ってるな。

なんて、微笑ましくすら感じてたんですわ。

更に更にしばらくすると、私も知らない様な話が出てきました。

そんな時は完全に耳をそばだててきいてましたね。

完全に。

その頃は引っ越してからもう3ヶ月くらいかな。

相変わらず聞こえる日と聞こえない日はありましたが。

えらいもんで、雨の日には雨の話。

寒い日には寒い話。

話し方まで様になっていました。

一つの話が2〜3日にもまたがる事もあったのです。

そんな日はもぅ…笑っちゃいますが、翌日の帰りにその少年を探したくらいにして。

わざわざ乗り合わせて、近くに立って話を続きく。

私はすっかり奴等の話に、のめり込みました。

新鮮で

懐かしくもあり

ドキドキしながら

微笑ましい

えもいわれぬその時間が好きでした。

そんな状態がしばらく続いていました。

かなり怖くなった奴等の話を聞いていると、いじめられっこタイプの少年が、

少し震えて 小さな声で

『もうヤメろよ!

何なんだよ!お前!』

と、その少年を諫めました。

意地悪な少年は

『何なんだよって…?

…わかった。

明日からは、その話にしようか。』

[返信]

▼ [003] 2010/09/21 15:37

と言って、降りて行きました。

私、ぽかーん。

こいつらどんな関係なんだろう。

みたいに思いましたね。たしか。

そういえば、俺、話2〜3日にわたって聞いたけど、電車以外で話さないのかな?

みたいな。

次の日の話がまた、不思議でした。

意地悪少年の生い立ち?の様な話で、最後らへんは両親とケンカして14歳で自殺を図り…みたいなところで

『ヤメてくれよ!』

『お前死んでるんだよ!』

いじめられっこタイプがキレました。

周りぽかーん。

周りはどうやら意地悪少年が見えてない。

いじめられっこ少年がヤバいっ!!て顔したんですが。

意地悪少年

ニタァァって

私 を み な が ら

『ヤメれるかよ。

なぁ?

俺だけ不幸っておかしいべ?』

私はガチガチ震えながら、次の駅でいじめられっこ少年に肩を貸して逃げる様に駅を出ました。

そんで、光則(いじめられっこ少年)から詳しい話を聞いたんですが。

意地悪少年は、友達でもなんでもなく。

私が三鷹市に引っ越す少し前から、電車の中だけで話しかけてきたそうです。

で、光則は怖い話は嫌いじゃなかったから、聞いていたそうなんですが(多分、強く反抗する勇気も無かったんでしょうね)。

途中で気づいたらしいです。

意地悪少年が死んでることに。

意地悪少年が死んだのは自殺じゃなくて。

母親に殺されたんですって。

そういうニュースを光則がみたらしいんですね。

ソレからは光則怖くて怖くて大変だったそうです。

んで、翌日

私仕事休んで、光則は学校休んで、意地悪少年の墓に行きまして。

花と線香をあげてきました。

以降、光則には意地悪少年は出てきませんと報告を受けましたが。

何故か毎日、私の通勤電車での怖い話はやみません。

朝、寝たいが為にこの電車にしたのに…。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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