短編2
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自殺頭痛

群発頭痛の別名です。

群発頭痛に関する怖い話やwikiを読んだ方は御存じの通り

治療法もなく、銃の所持が許されているアメリカではこの群発頭痛になると

頭を打ち抜いて自殺してしまう人が多い事から自殺頭痛と名付けられた。

私が発症したのは17歳の時です。

授業中の教室でいきなり頭痛がしました。その頭痛は1分もしないうちにどんどん激しくなり失神した。

そのまま病院に運ばれ検査入院しても腫瘍等の異常があるわけでもなく2,3日で帰らされた。

翌日に行った大学病院では「群発頭痛」だと診断された。

治療法はなく一度発症すると治づらく数年起きにまた発作起こる。

気休めの為だけに効きもしない頭痛薬を飲みながらビクビクしながら生きていかなくてはいけない。

部屋で漫画を読んでるときに例の頭痛が起きた。

初めて頭痛が来た時から3か月頭痛きていなかったんだけど完全に油断していた。

頭が破裂して頭蓋骨、血、中身が部屋中に飛び散るんじゃないかってぐらい痛くて、どうしてもこの最悪な痛さを消したくてペンで頭を突き刺したり床に頭を叩き付けたりしていた。

あれから2、3日置きに頭痛が来るようになった。

この痛みは家族にも理解してもらえてなく大袈裟な仮病演技だと言われたし時には怨霊に取り憑かれてるキチガイ女って腹を蹴られた。

私はどうしても死にたくて父の暴行を快く受けた。

頭痛に耐えながらの学校生活は地獄を超えてた。

痛くなったら教室を飛び出てトイレに駆け込んで喚きながら頭を叩き付ける。この繰り返し。

頭を何かに叩きつけると一瞬和らぐんだ。

周りの白い目、悪口なんてどうでもよかった。頭痛の痛みに必死すぎて自分が虐められてることも知らなかった。

虐めによるリンチも私の頭痛の激痛を消してくれる為の手助けとしか思ってない。

「頭がイタいんだろ~?」って行ってレンガで頭を叩かれる。最高だった。

さすがに先生も見て見ぬ振り出来なくなったんだろうけど完全に自分以外誰も信用したくない状態だった。

その痛みは一年続き痛みが無くなってからもう今日で三年目。

またいつ来るかも解らない頭痛にビクビクしながら生きている。

正直もう死にたいという文字しか浮かんでこない。

私は頭痛が来ないうちに身辺整理したり遺書を書き机に忍ばせている。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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