短編2
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後悔 2

続きです。

A「どちらさまですか~?」とドアスコープを覗く。誰もいないらしい。

Aは、かなりびびってる様子だ。

数分後、お約束のようにインターホンがなる。私の出番だ。ガクブルする足をこらえながらスコープを覗きこんだ…

ヒッと小さな悲鳴を上げた。 何かがいる…女性だ…目が合う……

……なぜだろう……怖くない…悲しそうなその瞳に恐怖を感じなかった。

私はAの所に戻り、たちの悪いイタズラだねっ

ピンポンダッシュは久しぶりだねっとふざけてみせた。

その日は、いろんな不思議な事がおきた。人の気配を感じまくり、ラップ音がとまらない…などなど。

0感の私にとって有り得ない日だった。

原因は次の日、朝の地方ニュースで知ることになる

キャスター「昨晩、○○町の山道で交通事故が有り……

急カーブを曲がりきれず…… 男女2人を乗せた普通自動車が、ガードレールを突き破り20メートル下の崖に……

女性は即死。男性は意識不明の……

先ほど搬送先の病院で……」

やってしまった…

事故現場、まさに帰りの山道。時間からして事故直後で間違いない。

昨日の不可解な出来事は、亡くなった女性がまだ息のある彼を助けて欲しくて…愕然とした。

涙がとまらない。

息が苦しい。

悲しげな彼女の目を思い出す。

なんで気づいてくれなかったの…

そう訴えてた。

あの時、発見出来ていたら彼は助かっていたのだろうか。

あの車通りの少ない山道で彼女のメッセージに気づかなかった。

今は後悔しか残っていない。

怖い話投稿:ホラーテラー ひなっぺさん  

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