中編5
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夜ツー

初投稿です。

文才なくて読みづらいかもしれません。し、めっちゃ長いです

構わない方はどうぞ

今年の夏のこと。

恥ずかしい話、中学三年ながらも俺は受験勉強と言うものなど一切せず夏休みをダラダラ過ごしていた。

そんな夏休みも終わりに差し掛かったある土曜日のこと、後輩(以下A)と先輩(以下B)と俺の三人で遊んでいた。と、言っても一緒にダラダラしてるみたいな感じ。

田舎だから仕方がない。笑

唯一近くにあるコンビニはチャリを飛ばせば5分で着くけど、5分間左右田んぼの同じ景色が楽しめるというほどの田舎。

ヒマだからコンビニ行こうのBの意見にみんな賛成。

コンビニまでの道を三人でチャリ漕いでいるとき(Bはバイクを持っているが俺たちに合わせて自転車)

B「今日夜暇」

突然。

しかも全然関係のないことを四字熟語風にしたことにつっこもうとしたが

A「俺はヒマっすよ!」

どうして普通に答える!

今さらつっこめないので渋々

俺「ヒマ、てかなんで?」B 「夜走らね?」

マジか、、、

なんとなく予想はできていたが、明日の雨の予報が気になって俺は嫌だった、、、しかしヒマと言ってしまった以上無理矢理連れてかれるのは目に見えてるため承諾

一応書いておくが、走るというのは単車でのこと

時代遅れに感じるが俺は何故か昼走るツーリングよりは夜走る方が好きだった

もちろん後ろに乗るのだが…

B「じゃぁ9時にウチに集合な!」

A「わかりました!」

俺「了解、、、」

なんでこうなる?

と思いながらもコンビニ解散

その後、支度をしてヒマだったため20時には家をでてBの家に向かった

俺「お邪魔しまーす」

俺「はいどーぞ」

まずはお決まりの挨拶から やっぱバカだな自分。しみじみ思う

と、同時にAが来た

少し緊張気味の様子で笑

予定の21時まで少し時間があったためダラダラ開始

俺「つーかさ、俺はBの後ろ乗るにしてもこいつはどうすんの?」

Aを指して言う

AB「……」

バカだこいつら 泣

俺 「どうすんの?まさかの3ケツ?」

B 「原チャあるじ――」

A 「免許ありません」

ナイス即答、

よくやったぞA

しかしそんなやりとりは虚しく

B 単車 A 原チャ

俺 Bの後ろに決まってしまう

どうやら駅にBの先輩が何人か来ているらしく、駅まで行くらしい

詳細は聞かされてなかったが、Bの先輩と言えど何度か見たことがあるため へぇと言う感じ

なるほどAが緊張していたのがわかる。

Aは夜走るのは初めてだ。しかも無免…

俺、A、B「こんばんは」

駅について挨拶を交わす

先輩は6人来ていて、その中に見覚えのない人が1人いた。(6人はC、D、E、F、G、H先輩)

多分180センチは越えているであろう大男に内心ビビりながら

俺「こんばんは」

大男「……」

聞こえなかったのかな?

と、思い

俺「こんばんは」

しかし今度も無視される

頭が??だったが

1人の先輩の ブォン!

という合図で全員が自分の単車に乗る。

Aはというと50ccの原付では話にならないので、すぐ横にいるC先輩の後ろに乗った。

ちなみにみんな400cc

この時代によくこんなに集まるな。と感心してるとき、リーダーらしき先輩が先導して走って行ったので慌ててBの後ろに乗った

この人に着いて行くらしい…

大男はというと俺の一番好きなZ400FXと言う渋い単車で一番後ろに着いている

最初は国道を走って、スタンドやコンビニで休憩をとりつつそのまま駅まで戻るというめちゃくちゃ大回りで戻るルート

単純、てか大胆?

途中のコンビニはみんなエンジンを切るため耳の中がツンと来る。この連中は直管マフラーと言う、とてつもなくうるさいマフラーを着けているため走行中は排気音しか聞こえないほどだ。他の人からしたら迷惑極まりない話。 それから、また走りだす

駅をでてまともに走り出したのは22時くらいだったが、そのコンビニを出たのは0時を回っていた

どれくらい走っただろうか一番後ろを走っていた大男が一番前に踊り出た。

三段シート(背もたれつきのシート)と言うシートの後ろには 夜露死苦!

と縦に派手な刺繍が入っているその横に、小さく平成20年〜的な事が書かれていた

暫くしてコンビニで

Bに、「あの先輩だれ?」

と、大男を指指して聞いたら

「は?」と言う意味不明な返事が返ってきたのと眠たそうで不機嫌というのがわかったため聞き込み中断

他の先輩に聞いたところ

みんな は? みたいな感じ。

知ってて当たり前なのに知らなくて失礼だったのか?と思ったので黙っといた

その後も派手な危険走行を繰り返し急なカーブに差し掛かったとき

大男がガードレールに突っ込んだ。

そのまま反対斜線の道路まで飛ばされていく大男。

俺は初めて事故を目の前で見たショックが大きかった。それよりも、何よりも、後続の俺たち、先輩集団は普通に走り抜けていくのだから初めてじゃなくてもショックと言うか驚くものだろう

暫くして、

3時くらいに駅についたので近くにいたD先輩にさっきのことを聞いてみた

俺「放っといて平気なんですか?」

D「何が?」

え?

なんでこんな普通でいられる?

俺「FX乗ってた、でかい人、どうするんですか?」

D「何言ってんの?」

なんで?

意味がわからなかった

少し頭に来ていたので

俺「さっきのカーブのとこで、1人の先輩が…」

少し間が空いて

D「その先輩、どんなんだった?」

みたいな事を聞いてくる

俺はさっきのはみんな見てないのか?と不安になりつつも

俺「180センチくらいあるでかい人です」

みたいな事を言った

この返は記憶が曖昧になっている

D「三段シートに―」

言いかけたところでC先輩が

C「夜露死苦の刺繍あったか?その横に刺繍なかったか?」

見たことを素直に全部話した

D「Iだ…」

俺「仲間、置いてきていいんですか?」

D「死んでるよ」

は? は? は?

まさに、は?だった

D「二年前に、お前が見た通りになってる」

俺「……」

D「Iはな、一番後ろ走ってて…そんときな、免許取り立てだったから運転に自信なかったんだろうな。」

C「みんなに、必死でついてこようとして…」

俺を含めAもBも初めて聞いた

唖然とするなか誰かが口を開いた

「今日、命日だ」

さらに混乱する

つまりは今日がその日だというのだ

いつまで続いたのか、沈黙の中

C「忘れるなって言いたかったんだよ…今から行こう」

みんなが単車に乗る

来た道を走って行く

目的地までがスゴく長く感じる

カーブに差し掛かかる手前、みんなが単車を降りる。

時間はもう4時だ

ここで事故が起きたのだろうか? ガードレールはへこんだまま、中央分離帯にもスゴい傷跡が残っている。

みんな手を合わせている

自然と涙がでてきた

「ありがとう」

そう聞こえた気がした

雨の降る帰り道で

予報当たってるじゃんと嘆きつつ涙を拭った。

読んで下さってありがとうございました。

自分が投稿できるのはこれくらいしかありませんが

また機会があれば投稿します。

怖い話投稿:ホラーテラー 楔さん  

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