短編2
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逆転人生

私の故郷は、治安が悪く、ヤンキーがたくさんいた。

中学時代、私も本当に嫌な思いをした。

          

中でも、Aとゆうヤンキーがいて、壮大な権力を握っていた。

Aは、弱い者をいじめるのが大好きで、弱みにつけこんではお金やゲームソフトを巻き上げたり、

体育の時間、気に入らない奴を物置の倉庫に連れていき、バスケットボールを次から次へ投げつけたりしていた。

それに、とにかく目立つことが大好きで、生徒会長になったり、

文化祭では、バンドのボーカルをしたり、柔道部の部長をしたり、

とにかく輝かしい中学生活を送っていました。卒業アルバムを見るとどこにでも写っている。

それとは、正反対のBがいた。

彼は典型的な、いじめられっこ、家は貧乏で成績も悪く、みんなから馬鹿にされていました。

何もしていないのに、後ろから、背中を殴られたりしていました。

中学卒業して、月日が流れ成人式があった。

私は、行かなかったのだが、友人から話しを聞くと、Aが来てなかったとのこと。

噂によると、Aは高校卒業後すぐに結婚をし子供ができたそうだ。

その後、すぐに離婚して、ギャンブルにハマっそうだ。

あらゆる金融から借金をし、相当な額だったそうだ。

借金の取り立てから、逃げるために、失踪中とのこと。

一方、正反対のBの話。

つい最近、レンタルショップでBと再会した。

向こうは気付かなかったので、私から話かけた。

私『もしかしてB君じゃないない?』

B『そうだよ。かなり久しぶりだねーー ってか○○(私)老けたねー 気付かなかった』

私『んで、今何してるの?』

B『建築士として働いてるよ。』といい私に名刺をくれた。

そこには、(株)○○建設 代表取締役社長 B(一級建築士)と書いてあった。

私『お前、凄いなーー、見直した。』と驚いていると、一人の女の子が走ってきた。

女の子『パパー、これとこれが見たーーい』

B『プリキュアとポニョどっちか一つにしなさい』

紛れも無くBの子供だった。

B『オレの娘。ワガママっこにならないように躾ないとね。』笑顔で言った。

その光景がとても、微笑ましかった。

やはり人生って平等だなって思った一日だった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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