中編5
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カラフル集落

友人から聞いた話です。

面倒臭いので私が友人視点で書いていきます。

私の住んでいた町は、超がつくほど田舎でした。

小学生のときに、友人のカズが私に言った。

カズ『昨日さぁ、面白い場所を見つけたんだぁ。明日、一緒に行こうぜ。』

私『どんなとこ?』

カズ『色とりどりの家が並んでるんだよ。…んで鳥と龍のオブジェがあってさ』

私『へぇ〜凄いなぁ』

カズ『んじゃ、明日行こうぜ』

私『了解』

その話を聞いてて、興味をもった友人(マサ)も行きたいとゆうことで三人で行くことになった。

翌日の日曜日の朝、学校の正門で待ち合わせをして、自転車でその場へ向かった。

どんどん山道を登り、辺りが薄暗くなった。

私『ホントにそんなトコあんのかよ』

マサ『もう疲れたよ』

カズ『もうすぐだ。黙って自転車こげよ』

40分ほど自転車をこぎ、川が見えた。橋を越え、林を抜けると、目を疑うような光景が現れた。

色とりどりの平屋が並んでおり、恐ろしい顔の龍と鳥のオブジェがあった。

私達は、まだ幼かったこともあり遊園地に来たかのようにはしゃいだ。

するとヒゲの長い老人が平屋からでてきた。

私達は、びっくりした。

老人は笑顔で

『こんにちは、あんまり見ない顔だね。どこの小学生かな?』と尋ねた。

私『○○小学校です。』

老人『○○から来たのかい。さぞや疲れたでしょう もうお昼じゃな、ご飯でも食べて行きなさい』

私達は、笑顔で『はい』と答えた。

中に入ると、お婆さんと小さい子供達がいた。

お婆さん『よーく来たね。この町は綺麗じゃろ。今からご馳走を作るから待っててね』

私達は、テーブルの前で待っていると、

鳥のから揚げ、魚の塩焼き、まんじゅう など豪華な料理が並んだ。

私達は、家が貧乏なこともあり、ひさしぶりのご馳走に、食べまくった。

マサ『お腹いっぱい。少しのどが渇いた』

お婆さん『よかったよかった。ちょっと待っててね』

すると、緑色をした飲み物三人分がでてきた。

お婆さん『これは、この町の名物じゃ、少し苦いが体にいいんだよ』

カズ『苦い。こんなの飲めないよ。普通の水がいい』

というと、突然、ニコニコしていた老人(ヒゲ長)が

『好き嫌いをすると、多きくならないぞ』と険しい顔で怒鳴った。

私達は、全部飲み干し、三人は少しずつ危険に気付いてきた。

          老人『少しの間、子供達と外で遊んでくれないか』

私達『はい』

ということで子供達と外でボール遊びをした。

カズ『ちょっと待っててね』

子供達『はーーい』

私とマサをカズが呼び出し

カズ『なんか危険な香りがするな。タイミングを見計らって逃げようぜ』

私 マサ 『了解』

自転車を停めた町の入口に行こうとしたとき

マサ『なんか足がフラフラしないか』

カズ『オレもそう思ってた。』

私『目眩がするーー』

三人とも具合が悪くなった

気がつくと足と腕に藁の縄が縛られ、箱の中に入れられていた。

私『おーい、お前誰』

カズ『オレだよ。ってかここどこだよ』

私『カズか。とりあえず縄を解こうぜ』

私は手探り状態でカズの腕の縄を、歯で噛み切った。

カズ『サンキュー、この縄が解ければ後は楽勝だ』

私達二人は、完全に縄が解け自由になった。

私『とりあえず、手に縄を巻いて、この箱の天井を突き破ろう』

カズ『了解』

以外にあっさりと箱は壊れた。

外は、薄暗くなっている。

なんと、私達が入っていた箱は龍のオブジェの前に置かれていた。

カズ『鳥のオブジェの中にマサがいるに違いない。』

オレ『オレもそう思う。ぶっ壊そうぜ』

予想通り、縛られたマサが出てきた。

縄を解き、町の入口へと逃げた。

幸い自転車が、そのままだったので急いで逃げた。

もうダッシュで自転車をこぎ、我が町へ戻ってきた。

すっかり暗くなり、それぞれ家に帰ろうとすると、マサの父が懐中伝統を照らしながら、私達を見つけた。

マサ父『こんな遅くまで何してたんだぁー』

と怒鳴りマサを殴った。

マサ父『とにかく二人もウチに上がりなさい』

          マサの家の茶の間に上がり、お互いの顔を見てびっくりした。

          私は、女子プロレスの北○晶のようなメイクで『十文字』と顔に描かれてた。

カズは、ブル中○のようなメイクで『朱雀』と描かれていた。

マサは、人間の目がたくさん描かれており、『独尊』と書かれていた。

回りが暗いのと、無我夢中で、顔のメイクに気付かなかった。

マサ父『お前達、二人の両親も電話で呼んだからここにいなさい』

『顔のメイクは何なんだ。プロレスごっこでもしてたのか?』

マサ『嫌違う。ここから離れた町に行ったら〜』

という風に、マサ全ての事柄を正直に話した。

タイミング良くオレとカズの両親が現れて、顔のメイクを見て驚いた後、思いっきり殴られた。

マサ父『どうやら、この子達、あの集落に言ったみたいなんですよ』

私父『そっか…、あそこの町はな。社会から切り離された人達が集まった町なんだよ。』

『私達は差別を受けた。もう社会の介入なんか糞くらえ。憲法や法律も通用しないといった独自の考え方を持っておる。』

『その龍と鳥は、恐らく神様みたいなもんじゃろ』

『そこにお前達(よそ者)をいけにえにし、お供えしようとしたんじゃないかな』

カズ父『私達、大人がもっと早くお前達に説明しておけば良かったんだけどな』

『とにかく無事に帰って来てよかった。』

          マサ父『もう怒らないから、家に帰って顔を洗ってゆっくり眠りなさい』

私達は、緊張が解れ、それぞれ母の胸で泣いた。

あれから、もう何十年も起つが、現在はもうあの集落は無いとのこと。

あのメイク、書かれた漢字の意味は何だったのだろうか

あの苦い飲み物は何だったのだろうか

今もわからない

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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