私が大学時代、一人暮らしをしていたときの話
近所に、訳のわからないことを叫ぶおばあさんが居た。
『日本国憲法は〜』とか
『我が日本の経済状況は〜』とか
『地球温暖化により人類は〜』
始めは、はっきりしているのだが、途中から何を言っているかわからない。
大きな一軒家に一人ですんでおり、回りの塀は草のつるで覆われている。
服装は、全身真っ黒
女王の教室にでてくる真矢にそっくり
何故か、キャリーバックを引き綱って歩いている。
あるときベランダで洗濯ものを干していると
いつもの叫び声が聞こえた。
私のアパートの前にいる野良猫に餌を与えているようだ。
ベランダの洗濯機の横に隠れて見ていたら、
なんと、目が合ってしまった。
するとハッキリした口調で
『な・ん・だ・い ぼ・う・や』と言った。
失神しそうになった。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話