短編2
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音の正体

その日Aは

友達と遊ぶ約束をし、家でテレビを見ていました。

何分かたった後、二階からガタンガタンと物音が聞こえて来ました

どうせ弟がまた何か騒いでるんだろうとその時は余り気にせず、再びテレビを見ていました。

しかし三分くらい立っても、そのうるさい音が鳴り続けています。

段々イラついて来たAは文句の一言でも弟に言ってやろうと二階に上がろうとしました。しかしその時

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

と、インターホンが鳴らされました。

え!何?

と思って急いで玄関まで行くと、友達が必死の形相でインターホンを押しています。

どうしたんだ!と急いでドアを開けてやると

いきよいよく家の中に入って来て

「なんだよあれ?は?意味分かんね、どういうことだよ!」と、Aの肩を掴んで言ってきました。「なんだよ?どうしたんだよ!」

とAが話しかけても

「うえ…うえ…上上上上」としか言いません。

は?上?

どういう意味だ?

とAが考えていた時、弟が騒ぎを聞き付けて隣りの部屋からやってきました。

「あれ…お前二階にいたんじゃないのか?」と聞くと

「何言ってんの?ずっと一階にいたよ?」と答えました。

え?

二階からガタンガタンとまだ音は聞こえて来ます

え?…二階…いや、

うん?

Aは何か気付いたように家を飛び出して屋根の上に目を移すと

ケタケタケタケタケタケタ

全身血だらけの女が屋根のうえで笑いながら踊っていました。

怖い話投稿:ホラーテラー 鈴蘭さん  

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