中編3
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三面鏡

初投稿です

暇なんで作りました

あんまり怖くないかもしれません

ある男がいました

その男は何年も旅を続けていました。

あてもない放浪の旅です。

男は随分田舎の方にいました

今日も歩き出しましたが、昨日泊めてもらった家をでて何時間も歩いているというのに、建物一つ見あたりません。

とうとう日が暮れました。

「やばいなぁ…」

男がそう思った瞬間、視界に光がポツンと見えました。

「よかったぁ。明かりだ。人がいるかもしれない。」

少し歩くと、小さな村に着きました。

家も何軒かあります。

そして小さな民宿を見つけました。

でもボロボロです。

「仕方ないかぁ。今日はここに泊まるか。」

中にはいると、女将さんが出てきました

「すいません…今晩泊めていただけないでしょうか。」

「ゴメンなさい。あいにく満室でして…」

マジかよ!?ツついてねぇなぁ…「そうですか…他を当たります。」

出て行こうとしたその時

「あのう…一晩だけでしたら今使ってない部屋ありますけど」「本当ですか?」

「汚くてよければ」

ラッキー!!女将さんサイコー

靴を脱いであがったけど、靴箱が見つかりません。

「あのぅ…くt」

「あぁ、こっちで預かります」

「この部屋です。」

本当に汚かった

もう笑っちゃうくらいに。

「ふぅ…疲れたぁ はやく風呂入ろ」

ふと目をやると三面鏡があった何となく不気味な感じがして怖かったから風呂へ行った

風呂の中で足の疲れを癒していると三面鏡が頭をよぎった

三面鏡って確か都市伝説あったよな…

三面鏡を合わせ鏡にして夜中に自分の顔を写すと、右の手前から三番目に自分の死に顔が写るという

風呂からあがって部屋に戻った。

疲れていたからすぐに布団の中に潜りこんだ。

すると部屋の前を誰かが通ろうとしている。

部屋と廊下は磨り硝子で仕切られている。

でもシルエットで何となく人影がうつっているのが確認できる。髪がとても長い。女の人だと思う。

女がじぶんの部屋の前で立ち止まった。するといきなり顔を磨り硝子にベタァッとくっつけた

「ウッ…!!」

声にならない悲鳴をあげ、布団に顔をうずめた。

そっと顔を出すと、女はもういなかった。

「何だったんだ…」

なぜかわからなかったけどその瞬間、頭の中を三面鏡がよぎった。

気づくと三面鏡を開いてその前に立っていた。

とてつもなく怖い。

しかし人には怖い物みたさと言うのがある。怖いと分かっていても見てしまうのだ。

右の手前から三番目…

左から細目で見ていった

左…正面…

……………右…の手前から…………………三番目…!!

冷や汗をかきながら細目で鏡を見ている自分が映っていた。

ほっとして首を上下左右に振った。バキッバキッと部屋に音が響き渡る

所詮、うわさか

三面鏡をしめようとしたとき

正面に磨り硝子に映っていた女が目を真っ赤にひからせてニタァァッと笑った

「うぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」

翌朝 女将さんが男の部屋へ来て、三面鏡を開いた

鏡には男が映っていた

助けてくれ とでも言っているのだろうか。口は動いているが声は聞こえない

そして鏡をみつめる女将さんの眼は

真っ赤に染まっていた

長文すいませんでした

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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