短編2
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恐怖心

ホラー映画、お化け屋敷、心霊スポット、どれも皆恐怖を感じる。

ホラー映画やお化け屋敷なんてもんは、観てる側や客側の人間を恐怖心で満たすために作られている。

だが、心霊スポットは…

自らの意志で恐怖心を増大している。

心霊スポット、別名肝試し。

まさに心霊スポットでは、自分自身との闘いなのだ。

人間の想像力は豊かであり、時には幻覚や幻聴のように周りの人間には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえたりするものだ。

私は、夏ではなく冬の時期に心霊スポットへ行こうと友人を誘い肝試しに向かったことがあるのですが。

心霊スポットと言いつつ、ただの閉鎖されたBBQ場へ皆を連れて行った。

枯れ葉や竹やぶで荒れ果て、なかなかいい雰囲気をかもちだしていました。

友達は人の話し声が聞こえる…など、どんどん自らの想像力を膨らまし恐怖心を増大させていました。

当時の私は、そんな友達を見ながら面白がっていました。

しかし、見える人には見えるって本当なんだなってわかったときは何とも言えませんでした。

見えないほうが楽だと思っていましたが、見えているほうが対処しやすいし、その霊体の情報量が増えるので、見えているほうがいいんじゃないかなと最近私は思いはじめました。

幽霊って夜に限らず朝でも昼でも居る。

ボーッとしていたら大体気付かない。

バスでも電車でもスーパーでも公園でも、人が居るところによく現れる。

見えている恐怖心と見えていない恐怖心って五分五分だなぁって感じる。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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