中編3
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知らない男の子

初投稿です!

今から6年前くらいの話しでしょうか…

当時小学4年生だった私は、家から電車で2時間くらいのおばあちゃん家に家族で来ていました。

おばあちゃん家にはいとこも住んでおり、3才の男の子と5才の男の子がいました。

そしておばあちゃん家で2日を過ごしたくらいだったでしょうか?

私といとこ2人以外は全員外出してしまい、仕方なく私はいとこ達の子守をしていました。

そんな中、私達は2階で遊んでいたのですが、途中で喉が渇いた私は一人でジュースをとりに1階のキッチンへと向かいました。

昼間だったのですが、辺りが薄暗く、少し気味が悪かったのを今でも覚えています。

それでも

「ジュースをとるだけだから」

と考えて電気をつけなかった事を今でも後悔しています。

そして冷蔵庫の前に着いた私はジュースを取り出そうとした時、異変を感じました。

おそるおそる冷蔵庫から視線をそらすと…

自分の前に男の子が座っているのです。

青白い…

それも半袖半ズボンの男の子が…

キッチンと冷蔵庫の間には人が一人入れるくらいのスペースが空いていたのですが、小さな男の子はそこに体育座りをしていました。

最初はあまりにもびっくりしましたが、その時は怖いという感情もなく、ジュースをとることに集中していました。

男の子の顔がよく見えなかった私はK(5才のいとこ)と勘違いしていたのです。

そこで冷蔵庫でジュースを漁りながら

「K!そこで遊んじゃダメ…」

と言いかけて、さっきの場所に視線を向けると、誰もいないのです。

パニクった私は急いで階段をのぼり、2階へ行くと何気ない表情のいとこ達がいました。

そしてKに先程の事を伺うと、ずっと2階で遊んでいたとの事でした。

余計に頭がこんがらがってきたのですが、私はずっと「気のせい」だと気持ちを落ち着け、この事は誰にも話さない事に決めました。

ですがその日の夜

Kの母(Yさん)とおばあちゃんの会話を何気なく聞いていると

Y「またあの子階段にいたよ…」

と、訳の分からない会話をしていたので、私が聞いてみたところ…

階段に男の子がよくいるというのです。

Yさんは小さい時から霊感が強いらしく、霊を見ちゃう体質らしいのですが、男の子を階段でよく見かけるというのです。

気になった私は特徴などを詳しく聞いてみると、昼間見た男の子とよく似ていました。

その男の子はずっとこの家の中で移動している事を知った瞬間ぞっとしました。

ですがおばあちゃん家にはよく色々な霊が出るそうで、おばあちゃん家に暮らしている人で見たことない人は逆にいないそうです。

築35年以上の木造建築。

私はこの事があってからおばあちゃん家での単独行動は控えています。

ついでに私はこの事以来少しですが、見えるようになってしまいました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

怖い話投稿:ホラーテラー ぴっぴーさん  

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