中編3
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呼び鈴が鳴る公衆電話

私がこの町に来て2年たった。そして今から話すのは、私が町に来る少し前のお話。今は高校2年生の先輩から聞いたもの

。この話は先輩が中学三年生の時同級生に起こった本当の話。

 先輩の同級生にAとBとCがいた。不良系で、はっきりいうと調子をこいてたらしい。ある日3人がクラスメイトに聞いた。

「つまらない。何か面白いことが無いのか。」

あるクラスメイトが口を開いた。

「あの公衆電話は?」

「こ、公衆電話?」

クラスメイトの話した内容はこんなものだった。

役場の前にある壊れた公衆電話が夜の0時から2時の間に呼び鈴が20秒ほど鳴る。公衆電話なので、呼び鈴がなることはないのに・・・。公衆電話を取ると、自分の死ぬときの音が聞こえるらしい。そしてその日に死ぬ。ボックス内に最初に入ったものが殺され、2番目に入ったものが最初の入ったものを殺し、3番目以降に入ったものがその殺人の傍観者となる。1度は撤去しようとしたが、作業員の相次ぐ事故死でそのまま置かれているという。

この話を聞いた3人は、「おもしれ-!行こうぜ!」

そしてこの話を教えてくれた先輩が

「やめなって!!絶対なんかあるよ!!」

注意したのにもかかわらず3人は、

「うっせえ!!!ザコはだまってろ!!」

といってそのまま授業は終わり・・・夜になった。

「ああああ。寒ぃぃ!!」

時計はあと1分で2時になる。

「やっぱ、噂だけか。」

とBが言った、その時

「「ジリリリリ-ン・・・」」

黒電話のような音が鳴った。

「早く出ろ!20秒しかチャンス無いんだから!!」

ボックス内にまずAが入り、B、Cと入った。受話器を取ると壊れているので、音声が途切れ途切れになっている。

「やっぱ・・・・だよ。そう・・・な?きに・・・する・・って。なにやって・・・ハハハ。・・・ガターンゴトーン・・・あああああああああああああ!!!キィィィィィ!!!ドン!!!!!」

電話はそこで途絶えた。

学校でその事を言うと

「まじで死ぬよ。」

「可哀想に・・」

あちこちで同情の声がたった。3人は内心ワクワクしていた。だってこの日、死ななければヒーローになれるとおもってたから・・・。

下校の時間。3人は陸橋をわたっていた。ここは立ち入り禁止の場所だった。

Aが

「ここ危険だから、通るのやめようかな?」

Bが言った。

「だいじょうぶ。ここは、1時間に1本しか電車来ないし、30分前にここ通ったはずだし、30分しないと通んないし!!」

Cは言った。

「でも、やっぱ迷信だよ。」

「そうかな?」

Bも言った。

「気にするなって。」

BがAの肩を軽く押した。Aはよろけ線路の上に転落してしまった。

「何やってんだよっ!!ハハハ・・・。」

すると後ろのほうから

「ガターン・・・ゴトーン。」3人は振り返った。そこには30分前に通ったはずの電車がAに50メートル程に迫っていた。

「A!!早く!!」

「無理・・・体がうごかねぇ!!!」

「A!!!早く!急げ!!」

「あああああああああああああ!!!」

「キィィィィィ!!!」

「A!!!!!!」

「ドン!!!」

数日後、Aの葬儀が行われた。しかし、棺の中には、Aの頭だけしか入っていなかった。体はバラバラ、というかぐちゃぐちゃになったのだという。頭が残っただけでも奇跡だったという。Bは捕まり、その後、拘置所の中で自殺した。Cもこの事を私達に話してから、まるで別人のようになり、消息を絶った。

ではなぜ、あの日、あの時間に電車が来たのか?実は30分前、電車は陸橋を通っていなかった。発車しようとしたところ、なんらかの原因でエンジントラブルがあり30分間停止していた。そして30分後電車が動き出しそしてその電車が・・・Aをひいた電車だったのである。誰が仕組んだかは分からない。もしかしたら、目に見えない何者かがエンジントラブルを起こしたのだと私は思う。

今日もあの公衆電話が鳴り続けている・・・

怖い話投稿:ホラーテラー 彪さん  

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