中編3
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上司と部下

この話は、私が大学生のときの話です。

ちなみにF県(九州)以外の人は若干わかりにくいかもしれません。

ご了承ください。

私はF市内の大学に通っておりました。

私の実家はF県の下のほう(○後地区)の田舎で、

入学したてのときは、大学最寄の駅まで二時間かけて通ってました。

ある日、大学の講義が終わり快速電車で帰っていると、

香○駅から、二人のサラリーマンが乗って来ました。

二人で、向かい合う席に座っていました。

話をしているのを聞くと上司と部下のようです。

二人は、ビールやワンカップ、柿の種やスルメを買い込んでいました。

上司『今日も仕事キツかったかったな!!』

部下『そうですね!! 今日も一日お疲れ様でした!!』

上司『お疲れー!! それじゃあ乾杯!!』

など話てました。

私は、電車を居酒屋にすんなよー! と思い、イライラしてました。

しかし、なんか面白そうなんで、寝たフリをして話を聞いてました。

上司『しっかし、係長も適当だよな!! しっかりしてほしいよ』

部下『そうですね!! オレ達にばっか仕事押し付けて、腹立ちますよね!!』

上司『何様だっつーの!! ったく、頭が痛いぜ』

部下『オレもですよ。』

アナウンス『まもなく箱○でーす!!』

中々、酔いが回って来たようです。酔度10%

上司『最近、あれだろ!! 係長があんまりこき使うから、肩と首がパンパンなんだよぉーー!! お前大丈夫!?』

部下『私は、大丈夫です!! なんならマッサージしましょーか!?』

上司『オレは若い女の子じゃなきゃダメだな!?』

部下『何くだらないこと言ってるんですかー!!』

上司『何がくだらないんじゃアホー 早く揉めやー!!』

アナ『まもなく博○でーす!!』

酔度30%

部下『中々、凝ってますねー!!』

上司『痛ってーよ!! お前下手クソだな』

部下『下手クソはないでしょ!! 後輩の好意を何て思ってるんですか!!』

アナ『間もなく、南○岡でーす!!』

酔度45%

上司『おっ前、生意気だなぁーー!! 営業も、ろくに出来ないくせにマッサージもできないなーー!!』

部下『なら、私も言わせて貰いますよ!! だいたい○○さん、いつも時間にルーズすぎなんですよ!!』

上司『何だとテメー!!』

上司は部下に、ヘッドロックをし始めた。

部下『痛いなー!! あんたいい加減にしろよ!!』

車掌『他のお客様のご迷惑になります。おやめ下さい!!』

アナ『間もなく、二○市です!!』

酔度60%

しばらく二人は黙り込んだが…

上司『お前なぁ!! 上司に向かってテメーとは何だこのカス!!』

部下『あんたみたいなカスに言われたくない!!』

上司『なんだと、コラァーー!!』

アナ『間もなく基○でーす!!』

酔度75%

上司は、柿の種を部下の顔にバラ撒いた。

部下『お前、調子に乗るなよ!!』

上司『殺されないとわからないようだな!!』

上司は、部下の胸ぐらを掴んだ。

上司『やんのかテメー!!』

部下『上等だよ!!』

オレは心の中で『車掌早く来てくれよー!!』と願った。

お互い髪をワシ掴みにしている…

アナ『間もなく、鳥○でーす!!』

酔度100%

すると、がたいの良い体育会系のお兄さんが止めに入った。

お兄『いい加減にしろよーー!!』

凄い迫力だった。

上司『○▲☆@◇%◎□§≧Ωκφ』

部下『◎◇★§℃〓∈¬⇒∇≒』

まだ、止めようとしない。

すると、お兄さんが二人の片腕を上に掲げ、

『チャンピオン!!』

と言った。

一気に場の空気が和んだ。

お兄さんは、二人を握手させた。

二人は、フラフラになりながら、肩を組み、久○米駅で降りた。

上司『今日は、ウチに泊まっていけぇー』

部下『はぁーい、せんぱーい』

最後まで呼んでくださりありがとうございました。

わかりにくくなるためF弁を標準語っぽく修正させて頂きました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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