この話は、私が大学生のときの話です。
ちなみにF県(九州)以外の人は若干わかりにくいかもしれません。
ご了承ください。
私はF市内の大学に通っておりました。
私の実家はF県の下のほう(○後地区)の田舎で、
入学したてのときは、大学最寄の駅まで二時間かけて通ってました。
ある日、大学の講義が終わり快速電車で帰っていると、
香○駅から、二人のサラリーマンが乗って来ました。
二人で、向かい合う席に座っていました。
話をしているのを聞くと上司と部下のようです。
二人は、ビールやワンカップ、柿の種やスルメを買い込んでいました。
上司『今日も仕事キツかったかったな!!』
部下『そうですね!! 今日も一日お疲れ様でした!!』
上司『お疲れー!! それじゃあ乾杯!!』
など話てました。
私は、電車を居酒屋にすんなよー! と思い、イライラしてました。
しかし、なんか面白そうなんで、寝たフリをして話を聞いてました。
上司『しっかし、係長も適当だよな!! しっかりしてほしいよ』
部下『そうですね!! オレ達にばっか仕事押し付けて、腹立ちますよね!!』
上司『何様だっつーの!! ったく、頭が痛いぜ』
部下『オレもですよ。』
アナウンス『まもなく箱○でーす!!』
中々、酔いが回って来たようです。酔度10%
上司『最近、あれだろ!! 係長があんまりこき使うから、肩と首がパンパンなんだよぉーー!! お前大丈夫!?』
部下『私は、大丈夫です!! なんならマッサージしましょーか!?』
上司『オレは若い女の子じゃなきゃダメだな!?』
部下『何くだらないこと言ってるんですかー!!』
上司『何がくだらないんじゃアホー 早く揉めやー!!』
アナ『まもなく博○でーす!!』
酔度30%
部下『中々、凝ってますねー!!』
上司『痛ってーよ!! お前下手クソだな』
部下『下手クソはないでしょ!! 後輩の好意を何て思ってるんですか!!』
アナ『間もなく、南○岡でーす!!』
酔度45%
上司『おっ前、生意気だなぁーー!! 営業も、ろくに出来ないくせにマッサージもできないなーー!!』
部下『なら、私も言わせて貰いますよ!! だいたい○○さん、いつも時間にルーズすぎなんですよ!!』
上司『何だとテメー!!』
上司は部下に、ヘッドロックをし始めた。
部下『痛いなー!! あんたいい加減にしろよ!!』
車掌『他のお客様のご迷惑になります。おやめ下さい!!』
アナ『間もなく、二○市です!!』
酔度60%
しばらく二人は黙り込んだが…
上司『お前なぁ!! 上司に向かってテメーとは何だこのカス!!』
部下『あんたみたいなカスに言われたくない!!』
上司『なんだと、コラァーー!!』
アナ『間もなく基○でーす!!』
酔度75%
上司は、柿の種を部下の顔にバラ撒いた。
部下『お前、調子に乗るなよ!!』
上司『殺されないとわからないようだな!!』
上司は、部下の胸ぐらを掴んだ。
上司『やんのかテメー!!』
部下『上等だよ!!』
オレは心の中で『車掌早く来てくれよー!!』と願った。
お互い髪をワシ掴みにしている…
アナ『間もなく、鳥○でーす!!』
酔度100%
すると、がたいの良い体育会系のお兄さんが止めに入った。
お兄『いい加減にしろよーー!!』
凄い迫力だった。
上司『○▲☆@◇%◎□§≧Ωκφ』
部下『◎◇★§℃〓∈¬⇒∇≒』
まだ、止めようとしない。
すると、お兄さんが二人の片腕を上に掲げ、
『チャンピオン!!』
と言った。
一気に場の空気が和んだ。
お兄さんは、二人を握手させた。
二人は、フラフラになりながら、肩を組み、久○米駅で降りた。
上司『今日は、ウチに泊まっていけぇー』
部下『はぁーい、せんぱーい』
最後まで呼んでくださりありがとうございました。
わかりにくくなるためF弁を標準語っぽく修正させて頂きました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話