短編2
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もう一人…

今からする話しは知っている方いるかと思いますが、私が怖いと思った話しです。

ある心霊スポットであるトンネルに、男2人女2人の男女4人が行きました。

そして車に乗り、そのトンネルを何回も往復もしましたが、何も起こりません。

いらついてきた男女は車の中からトンネルに向かって叫びました。

男1 「お化け〜、さっさと出てこいよ!」

女1 「早く出てきてよ〜」

などと言いながら、更に何回か往復しましたがやはり何もありません。

女2 「何もないね…。つまんなくない?」

男2 「何が心霊スポットだよ!何も起きねーじゃねぇか。」

女1 「これからどっか行こうよ。気分転換にさ。」

などと言いながら場所を移動しました。

その日は何もなく、みんな無事に家に帰ったのですが、次の日の朝Mさん(女1)の家のインターホンが鳴りました。

M「こんな朝早くに誰よ〜」

と、思いながらドアをあけると、そこには警察官が立っていました。

警 「こちら〇〇警察署から来ました者ですが、Mさんですよね?」

M 「はい…そうですけど…」

警 「昨晩、〇〇市〇〇トンネルを車で往復していたそうですけど、そこのトンネル付近に住んでいる住民からうるさいって苦情がきたもので。」

M 「あっ…確かに昨日トンネルに行きましたけど…。……すみません…」

警 「ナンバープレートで誰の車か分かったので、訪ねました。これからは夜中に大声を出したりなんて気をつけて下さいね。車の上に人を乗っけるのもやめて下さい。」

M 「えっ……? 車の上に人……?」

警 「髪の長い白い服の女を車の上に乗せながら大声で騒いでいる。と、苦情がきましたよ?ふざけ半分かもしれませんが、これからは気をつけて下さい。では失礼します。」

そう言って警察は帰っていきました。

私達、誰も人なんて乗せてないのに……

本当か嘘か分からない話ですけどゾっとしますよね。

怖い話投稿:ホラーテラー ラピュタさん  

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