短編2
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写真

僕が小5か小6のときでした。

うちは父親、母親、兄、僕、弟、妹の6人家族です。

家族構成はほっといて、本題に入りますね。

ある日、父親と母親は弟と妹を連れて社員旅行で韓国に行ったんです。

兄と僕だけ留守番をしたんです。

ちなみに、母親と兄と僕は霊感がありました。

兄と僕だけで家でお留守番ってことでテンションはすごく上がっていました。

兄は2つ上で中学生だった為思春期真っ只中です。

兄と兄の友達と僕でアダルトビデオとか見ていました。

家に霊が住み着いてるのは知っていましたが正直に言うとお留守番している間はなにも起こりませんでした。

無事、両親も弟、妹も帰国。

ホテルでトイレの水が溢れ出したとか韓国の思い出話に花を咲かせました。

すると母親が「おかん、心霊写真撮ろうと思って韓国のお墓の写真撮ってきたけぇね」と。

僕は写ってるかもねと笑いながら応えました。

数日後、現像された写真を母親と兄と僕で見ていました。

父親は怖いのが苦手らしく会話の輪の中に入っていません。

昔、母親とデートでお化け屋敷に入ったら、母親を置いて逃げたと言っていました。元暴走族らしいんですけどね。

弟と妹もまだ小さかったので話には加わらず、遊んでいました。

「これ韓国のお墓よ」と誇らしげに母親が写真を見せてきましたが残念ながらなにも写っていませんでした。

しかし、兄が別の写真に違和感を感じ、なにかおかしいと言い出しました。

僕も見せてもらいました。

なんの変哲もない集合写真だったんですけど、おかしな雰囲気は感じました。

その時はこの写真になにも写ってなかったのですが、気になって翌日も集合写真を見てみると、父親の顔の隣がぼやけていました。

前日見たときはなにもなかったハズだったんです。

写真の雰囲気は益々悪くなっていました。

その次の日も嫌な予感がして写真を見たら、うっすらと顔が見えていたんです。

僕は兄に「この写真おかしいよ。日に日に顔が浮き出てくる」と相談しました。

兄は写真を見ると「おとんの横おるね」と笑っていました。

僕は兄に相談したのが間違いだったと思い母親に言いました。

「おかん。この写真やばいかも」

と写真を見せました。

「おとんの横…」と僕が指指すと、母親は「やっぱり写ってた。おかんが写真撮ったら心霊写真になるんよ」と笑っていました。

続く

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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