短編2
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骨壺

実話なので大したオチもないですが、

中学2年の時にした体験です。

私は幼い頃から金縛りに度々あう体質で、初めて霊といわれる存在を見たのは小学生の時でした。

私の家族は父の仕事の事情で引っ越すことが多く、

それに合わせて私も小学校・中学校は1回ずつ転校しました。

小学校3年生から5年間住んでいた家でのことです。

中学2年の秋。

その家を引っ越す2ヶ月前の

月のきれいな夜でした。

いつものように金縛りにあった私は

いつものように それをやり過ごそうと思いました。

無視して寝れば 起きた時には何事もない

キツいけど 恐いけど

いつものように…

しかし、その時私は

なぜか眼を開けたくなったのです

好奇心でしょうか

もしかしたら身体の動かないこの苦しい状況を

目を開けることで 少しでも和らげようとしたのかもしれません。

私は 全ての力を振り絞って

重い瞼を かすかに 開けました

!?

目の前に 女の人が立っていました

正確には私から見て布団の右端

女性は外からの灯りに照らされて こっちを向いて、ただ 立っていました

歳は二十歳前後。

髪がボサボサで長く裾から青と緑の模様がある、草木染めのようなワンピースを着ていました

印象的だったのは、彼女が両手に大事そうに抱えていたものでした。

大きな楕円の長筒のようなソレは、

子供の私には何なのか わかりませんでした。

悲しい、音が流れていました

繰り返し流れるその音は、どこかで聞いたことのある音

その音とともに表情の見えない彼女の気持ちも伝わってきました。

深い悲しみ

私も 凄く悲しい気持ちになりました

翌日、親にこのことを話しましたが、

恐がりの母からは

『変なことを言う子だねー。もーっww』

霊なんて信じない父からは

『お父さんも、たまにあるよ。あれはね、脳が見せてるの。霊なんかじゃないの。ははは』

と笑い飛ばされました。

なんだか少し心残りでしたが、別に生活に何の影響もなかったので、

私の中では他の思い出と同じように処理されました。

続く

(すいません、書くの少し疲れました)

怖い話投稿:ホラーテラー まひろさん  

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