中編3
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ある夜、自室にて

自室にて体験した出来事です。

今から3年ほど前でしょうか、まだ寒い時期だった事を記憶してます。

そろそろ寝よう、とベット脇の、スタンドのランプだけを残し、

部屋の明かりを消してベットに向かっている途中でした。

「ドスンッ!!」

天井から、何かが落ちて来た様な音がしたのです。

「あれ?ネコかな??・・」

咄嗟にそう思ったものの、ここは二階・・・。

ちょっと疑問に思い、足を止めましたが、疲れていた事もありベットに潜り込む事にしました。

その後に、何が起きるかも知らずに・・・。

窓のある側の壁面にベットを寄せてあるのですが、

仰向けに横になり、手探りでランプのスイッチを切ったその時でした。

『トントン……トントン……』

ベットのすぐ脇にある窓ガラスから、まるで誰かがノックする様な、ゆっくり定期的な音がするのです。

勿論、部屋は明かりを消していますし、カーテンも閉めてあるので外の様子は分かりません。

でも、ここは二階・・・

『トントン……トントン……』

『え?え!?何?この音…これってヤバイ!?』

四回鳴って音はしなくなったのですが、

室内の明かりを付けようか迷っていると、今度は机の上に置いてあった何かが、

『ガタッ!!』

と、音を立てました。

その音と同時に身体が何モノかに押さえ付けられたかの様に全く動かなくなったのです!

電流でも流された様な、そんな衝撃さえ感じ、脂汗がジワっと額に滲んでくるのが分かりました。

その内、耳鳴りがし始め、そして耳鳴りの中から

『ボソボソ…ヒソヒソ…』

と聞こえ始めたのです!

『これってもしかして、かなりヤバイんじゃ・・!』

何を言っているかは解らないのですが、数人で話をしてる様な囁き声がフェードインする様に聞こえて来たのです。

慌ててしまい、頭が真っ白に近かったです。

「ここで目を開けたら絶対に何か見てしまう!」

そう思い、私は頑なに目を閉じ今起きている状況に必死に堪えました。

『ボソボソ……ヒソヒソ……ボソボソ』

どんどん耳鳴りも大きくなり、それに伴い囁きも大きくなって、かなり明確になって来てたと思うのですが、

恐怖感で耳を傾ける余裕なんか無かった気がします。

その頃には、部屋のそれもベットのすぐ近くで、何かの気配すら感じられる様になって来ました。

いつもの部屋の空気と何処かが、でも確実に違うのです。

そして聞こえました。しかも左耳の耳元で・・・。

『そんな訳ないじゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁあ〜!!!』

男の声でした・・・。

絞り出している様で、それでいて明確な声でそう言われたのです。

まるで、罵倒されている様な口調でした。

その声と共に、身体が自由なったのですがもう大慌てでした。

部屋の明かりを付けて、どうしようかパニックになってしまって…。

身体が自由になった直後は、驚きの方が大きかったのですが、じわじわと恐怖感が浸透してきました…。

帰宅して自室の窓を見ると部屋の中が真っ赤に光っているので、

『ヒーター消し忘れたかな?』

と思いドアを開けると、ヒーターどころか真っ暗だった…とかそういう事は以前にもありましたが、

まさかこんな経験をするとは、思いもよりませんでした。

その後は、何も起きていないのですが、あれは何だったのでしょうか…。

勿論、身に覚えはありません…。

怖い話投稿:ホラーテラー HARVEST さん  

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