短編2
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仕事先で

俺は 16歳からずっと

大工一筋で働いてきたが、

幼い頃から絵を描くのが好きで、

去年、長年やってきた大工をやめ イラストレーターの仕事をはじめた。

かといって、いきなり仕事もなく、コックのアルバイトをしながら

仕事をくれる会社をさがしていたら、

ある学習塾が、専属の

イラストレーターを

募集していた。

俺は早速、電話で面接の日取りを決めて

約束の日時に、学習塾へと向かった。

塾に着くと、50名ほどの 人達が 面接を待っていた

俺は 正直、ただ絵が好きなだけで、専門的な知識も薄く、 この時は場違いな所に来たと、

内心 申し訳無く思い始めていた。

だが、なぜか一次面接、 二次面接を合格し、

最終先行の三人まで

残ってしまった。

残った 三人で、1ヶ月の仮採用期間を行い、

その後は 一人に専属として仕事を依頼するとのこと。

そして、1ヶ月の仮採用期間が終わり、

俺は学習塾に呼び出された。

講師

『来月から、匿名係長に専属のイラストレーターとして、やってもらいます。』

俺は、少し信じられなかったが、自分の絵が評価された事が素直に嬉しかった。

俺『これまでは、誰がイラストを描かれてたのですか?』

講師

『これまでも、専属のイラストレーターさんが、いたんですが…体調を悪くしてしまって…』

俺『そうですか…俺頑張りますから、どんどん依頼お願いします!』

それから、毎月 仕事が定期的に依頼されて、

充実した毎日を送っていた。

ある日、学習塾からの

メールで、広告のイラストをお願いしたいから

学習塾に来てイラストを書いてほしいと依頼があった。

俺は、約束された日時に 学習塾へ行った。

エレベーターを待っていると、ドアが開き、

一人の若い 女性が降りて来た。歳は20才くらいだろうか…

俺は、軽く会釈をしたが、女性は目を合わすことなくエレベーターを降りて、去って行った。

(東京の街は、冷たいぜ……)と感じながら、

5階の学習塾へ向かった。

塾に着いて、軽く打ち合わせを済ませ、

作業をするため、

4階の空いた 教室に案内された。

教室に入った瞬間

お決まりのありえない寒さが、

俺の第六感を刺激した。 ちなみに真夏の7月だ。

すいません続きます…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名係長さん  

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