中編3
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ホテルで

実際に起きた話しです

ある日、俺は出張で とあるホテルに泊まる事になった

出張の前日、同僚のAと酒を飲みながら 話題は泊まるホテルの話しに

A「〇〇〇ホテル!!??ちなみに何号室?」

俺「〇〇〇号室だよ」

A「えーっ!!!まじで!?お前その部屋…」

俺「おい!!やめろって!!」

Aは心霊系とか都市伝説が大好きで、何かにつけて

そういった話しをしてくる

俺は嘘だろうが

その手の話しが大の苦手で、ホテル行きは決まっていたので絶対に聞きたくなかった

翌日、出張先で仕事を終え夜の10時くらいにホテルの部屋へ

部屋は凄く綺麗で

不気味さも全く無く

Aが何か言おうとしてた事なんか すっかり忘れて

早々に就寝した

「・・・・・?」

夜中、何かの物音で目が覚めた

ドンドンドン!!!!

ドンドンドン!!!!

ドアを激しく

叩く音がする!!

時間は夜中の3時頃

出張は1人で来たので

知人の可能性は無い

何だ!?何だ!!!???

その音は止まる事なく

ひっきりなしに続いている

ドンドンドン!!!

ガチャガチャガチャガチャ

ドアノブを必死に回している音がする!!!!

霊なのか、頭のイカれたやつの行動かは、わからないが

俺は恐怖で目が覚めきってしまった

あ!!!電話!!!

枕元にあった電話に手を伸ばす

24時間体制で

受付に繋がるはずだ・・・

しかし受話器をとった瞬間、余計な考えが頭に浮かんだ

こんな時に電話越しに何か聞こえたら・・・・

それは余計に怖い!!

俺は受話器を置いた

相変わらず続いている

先程の音

この様子は尋常ではない

あ!!!鍵!!!

鍵はかかっているが

チェーンロックはどうだろう?

俺はベッドから抜け出し、勇気を出して

ドアのある通路に出た

チェーンロックが

かかっていない!!

ドアは激しく

揺れている

このドアが開いてしまえば自分はどうなるかわからない!

思わずドアに走りより、チェーンロックをかけた

そして、目の前にある

覗き穴が気になった

覗けば全てがわかる

しかし、何か見てしまったら・・・目が合ったら・・・

そう考えると

覗く事は出来ず

ベッドでひたすら朝を待った

1時間が経った頃

先程の音は、だんだん弱まり、ドアを叩く間隔も

だいぶ遅くなってきた

5時になる頃には完全に音はやみ、太陽も出て、不思議と恐怖心は消え去った

チェックアウト前だが着替えてすぐに部屋を飛び出した

従業員が通路の掃除をしていて、安心したが

こちらをチラチラ見ている

はっとして、後ろのドアを振り返った。

そこには何事もなく

一体何だったのか・・・

俺は地元に戻り

すぐにAにその話しをした

A「やっぱりな」

俺「あれは何だったんだ!?」

A「あの部屋で死んだ霊だよ。まだ死んだ事に気付いてないんだな。」

そう言ってAは

話し始めた

「あの部屋で3年前に1人で泊まってた老人がいて

タバコの消し忘れで、火事になったんだ。

おそらくパニックになった老人は鍵を開ける事もできず、ドアの前で力尽きていた。

死亡推定時刻は明け方の5時くらいだ。

その老人の霊がドアを叩くって有名な話しだよ。

霊感がある人は老人に遭遇するらしいからな」

俺はあの時、覗き穴を覗いていたら、どうなっていたのか・・・・

霊感は無いが、確実に何かを見たに違いない!

話しを聞きながら

身震いした。

俺「あ〜、あの時、外を覗かなくてよかったよ〜!」

安堵した表情の俺にAは言った

A「え?何言ってんの?

老人は部屋から出たくてドアを叩いてたんだよ?」

怖い話投稿:ホラーテラー ただしさん  

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