これは、私のお父さんの若い頃にあった本当の話です。
お父さんは当時23歳。
親の元を離れて一人暮らししていました。
彼女にも恵まれず、家賃の安いボロアパートでひっそりと暮らしていた父でした。
ある日、
仕事も終わり、夜中の3時ごろだったそうですが、
いつものように家に帰り、いつものように、布団に腰を下ろして、いつものように、テレビを付けました。
しかし、テレビにはノイズがかかっていて、見れなかったそうです。
父はそのテレビをしばらく眺め、ハッと気がついてテレビを消そうとしました。
すると突然ノイズが消えて、画面に古いハシゴが映りました。
しばらく眺めていると、
白いワンピースを着た髪の長い女が後ろを向いて現れて、ハシゴを登り始めました。
父はそれをずっと眺めていましたが、あることに気がついたそうなんです。
「このハシゴは、うちのアパートの非常ハシゴじゃないのか…?」
父は驚きとともに恐怖を覚えました。
(家は4階…こいつ、ココにむかってるのか?)
女はそのまま4階まであがると、そこでハシゴを降りました。
どんどん父の家の玄関に向かってきます。
そして―…
―――ドンドンドンッ!!!
―ドンドンドンッ!!!
女が父の家の玄関を叩きます。
しかしその音は、テレビから聞こえるのではなく、玄関のほうから聞こえてくるのです。
父は叫びました。
「やめてくれ!!!」
しばらくすると音は止みました。
父は一息つくために、(煙草を吸う)窓を開けました。
そこには、さっきの女が逆さまで、ニタッと笑っていたそうです…。
コエ――――――!!!!
読んでくれてありがとーーー!!!
今、学校から打ってマース♡
コメまってるよン♡
怖い話投稿:ホラーテラー 丸目さんさん
作者怖話