短編2
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視線

短いです

ある所にAちゃんという女の子がいました

Aちゃんには弟くんがいて、母と父は共働きです

そういう状況で、Aちゃんは頑張って弟くんの面倒を見ていました

ある夜

Aちゃんは弟くんを寝かしつけてから自分の勉強をしていました

Aちゃんと弟くんの部屋は隣同士で2階にあります

いつも通り、ドアに背中を向ける形で勉強していました

深夜1時を過ぎた頃です

Aちゃんは後ろから視線を感じました

最初の内は気のせいにして、勉強に集中しました

ですが、時間が経つにつれて視線が怖くなってきました

勉強が終わっても、怖くて後ろが見れなかったといいます

2時を過ぎようとした時、弟の泣き声がして

Aちゃんは反射的に後ろを向きました

そして、目があってしまったんです

ドアの隙間から丸く見開かれた目が2つ

ただ、やはりオカシイことに

横に2ではなく、縦に2つ

ドアの右隣は壁、どうみてもありえない角度

体が真横に浮いてるならエー?って笑う人もいるかもですが、縦2つに並んだ目の下には弟くんと同じくらいの背丈の体

つまり、首が90度右に曲がってることになります

Aさんは腰を抜かしました、当然ですよね

その子は後ろを向いて階段に向かって廊下を走って行ってしまいました

Aちゃんが我を取り戻したのは30分程経ってからでした

背筋が凍り、恐怖心だけが自分を取り巻いてる状況です

弟くんはいつの間にか泣き止んでいたらしく、左の部屋からは何も聞こえません

ハッとした時には軽く発狂しているような状態です

ダッシュでドアを蹴るように閉め、布団に潜り込んで一夜を過ごしました

次の日……また次の日も特に何もなく

弟くんが泣いたのもあの日のみ

泣いた理由をAちゃんが聞いても覚えていないそうです

………何だったんでしょうね

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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