2年くらい前に、東京の小さな中華料理屋で人肉チャーハンなる物を食べた事がある。
チャーハンといっても、ご飯は全体の3分の1位で、ほとんどが油だらけの分厚い肉だった。
ご飯、肉、野菜(チンゲンサイだと思う)を、薄い塩味のスープで炒め煮にした感じで、チャーハン
というよりは、雑炊に近い感じだけど、雑炊とも違う感じ。さらに、その上には香草やらスパイスやら
とにかく大量の匂い消しが使われているもんで、汁に染み出した油の匂いとも混ざって、とんでもない異臭がした。
味は、というととにかく、ギトギトの油とスパイスのせいで匂いでかなりきつい。が、食べられなくもない。
癖は強いけど、慣れると病みつきになるかもしれない。油増しにした二郎のラーメンに、胡椒やらなんやらとにかく
匂いの強いのを数種入れれば、かなり近い味になるんじゃないかな。
店の人にこの料理について尋ねてみたんだけど、なんでも中国で人肉食がさかんだった頃。
人肉を使って作られていたのがこの料理という事らしい。人肉チャーハンに使われたのは主に女性の肉の
脂身の多い不味い部分で、その不味い部分を美味しく食べる為にいろいろ試した結果、このチャーハンが出来たらしい。
香草やらスパイスやらは人肉の匂いを消す為のもので、人肉の臭みは相当なものだと言っていた。
ちなみに、店では人肉ではなく豚バラ肉を使っているそうです。人肉よりも豚バラの方がだんぜん美味しい、と言っていました。
値段は850円、バラ肉がたくさん入っててこの値段ならかなり安いと思う。まだその店が残ってるかどうかわからないけど、機会があったらまた行ってみたい。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話