短編2
  • 表示切替
  • 使い方

血色の新聞紙

はじめまして。

今日は僕が初めて体験した心霊体験を書きます。

あれは小学二年生の夏休みの事でした。

その頃なぜか夜眠るのがとても怖く夜中に目が覚めてしまう事が度々ありました。目が覚めるたびに一時間以上は寝られずその度に恐怖に襲われていました。

夏休みも中盤に差し掛かった夜、案の定、目が覚めてしまいトイレに行きたくなり悩んだ末にトイレに行きました。トイレに行く途中、時計を見たらちょうど夜中の2時くらいでした。この頃目を覚ます時間がいつもこの位の時間でした。

寒気がして急いでトイレに入り走って布団に戻りました。

当時僕は自分の部屋がなく両親と布団を並べて寝ていました。

いつまで経っても眠れず、いつものように恐怖に襲われていると、突然金縛りに合いました。

初めての体験で何が起きたかも理解できずにパニックの中、横に寝ている両親を必死に呼んだのですが声がカスカスで全く出ず、体も動かなく目だけ動きました。寝ている位置はいつも端っこのタンスの横だったのですが、両親と少し距離もあったので余計に助けを求める事も出来ず、タンスに顔を向けた状態で固まっていると、自分の顔の目の前のタンスの側面に緑色の顔が浮かび上がってきました。

その顔が自分の顔の目の前にありもうまともに考える事が出来ず、逃げたい、殺される、助けてなどパニックになりあまりの恐怖に泣く事もできませんでした。

目だけ動いたので何も考えずに目をつむると、黄ばんだ古い新聞紙がありその中心に血みたいな物が一滴垂れてその血みたいな物が黄ばんだ新聞紙全体にゆっくりと広がっていくのです。怖くて目を開けると横向きに寝ている自分の顔の目の前には緑色の顔がタンスに浮かび上がっていて、、目を閉じると、古い新聞紙全体に血が広がっていく映像が流れその繰り返しが永遠に続いていました。緑色の顔がニヤニヤ笑っているようで、直感的にたぶん自分は殺されると思ったのを覚えています。気がつくと気を失っていて、朝起こされました。

次の日朝起きて両親に言おとしたらまるで寝巻のまま風呂にでも入ったかのように汗でずぶ濡れでビショビショになって肌が透けていました。怖い夢をみたからといっても、汗で寝巻が透けるほどずぶ濡れになる事はないと思いその時全身に鳥肌が立ちました。トイレに行って時計で時間も確認してますし、現実て起きた事だと思います。今思い出しても本当に恐ろしいです。

体験談をそのまま書いたので特に見せ場もなくすみません

。読んで頂きありがとうございました。

まだ体験談はあるのでまた書きたいと思います。

怖い話投稿:ホラーテラー サイズさん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ