友達から聞いた話。
俺は、工場で働いている。
その日も夜12時くらいまで働き、帰ろうとしていた。
駐車場に向かい、車に乗り込んだ。
地元の友達に用事があることを思い出し、そいつに電話をかけた。
話が盛り上がりだした辺りで、急に俺は目の端に嫌なものを感じた。
恐る恐る見ると、いかにもという感じの女性がいた。
はっきり言って、こんな工場で、こんな時間に女性がいるのはおかしい。
俺は、友達に言った。
「お前、絶対に電話切るなよ!何でもいいから、話をしててくれ!」
帰り道、ずっと片手運転で、結構なスピードで帰ってきた。
アパートのそばにある駐車場に着いた時、友達と電話を切った。
俺はまださっき見たものが恐くて、階段を駆け上がり、速攻で部屋に入った。
落ち着こうと、お茶を飲んだか、やっぱまだ恐くて、さっきの友達に電話をかけようとした。
携帯の発信記録を見ると、さっきの友達がいない。
そいつに電話しても、さっきまで寝てて、電話も来てないと言っている。
俺は誰と話していたのだろうか?
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話