短編1
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光と声

初投稿故、どうぞ宜しくお願いいたします。

私が小学校に通う以前の不思議なモヤモヤする話です。

当時、私がまだ幼かったため

家族三人一部屋で寝ていました。

寝室には簡易な物置部屋がありその中にリビングを見下ろせる小窓がありました。

ある夜

私はいつものように寝付きました。

しかし、何故か両親が寝付いた真夜中にスッと目が覚めました。

そして声が聞こえました。

不気味ではなく、楽しそうに遊んでいる

お祭りのような声が物置の方からしました。

物置に目をやると

小窓から光が漏れています。

暖かそうな光でした。

だけれども、そっちに行ってはいけない気がしました。

雰囲気は、楽しそう、暖かそう

でも見たら、戻れないような怖さがありました。

そんな気がしてまた眠りにつきました。

そして、大きくなっても鮮明に覚えています。

また、行かなくて良かったと思いました。

なぜなら

光が漏れた小窓は

物置部屋の扉の向こうにあったはずでしたから。

怖い話投稿:ホラーテラー ヒカルさん  

Concrete
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