俺は高校一年の時初めて親戚のおじいちゃん家に行った
その家は江戸時代から続く豪農で昔ながらの大きな旧家だった
俺はその家につくと親戚のおじいちゃんとその家族に挨拶した、その後自分の泊まる部屋まで案内され、廊下を歩いていたときである
誰かに見つめられている気がしてふと立ち止まり振り返ると
明治時代の女学生みたいな格好をしたおかっぱ髪の少女が柱に手を当ててジッとこちらを見ていた
何だ、最初挨拶した時こんな女居なかったぞ、何だか気持ち悪いなと思いつつも、
案内してくれたおばさんがその女を気にとめて俺に紹介しなかったばかりが、まるで見えて居ないかのように
「何してるの、行くわよ」とせかしたのでその場を後にし部屋に向かった
それから部屋について昼寝して目を覚まし開いていた襖に目をやるとまたあの女がジッとこちらをジッと覗いていた、
そして俺は怖くなって思わず大きな声を出した
「何だお前!!こっちを見やがって、何のつもりだ?」と
すると女は、「帰って来た、旅順から帰ってきたのね」と言った、
そして親戚のおじいさんが「こんな大きな声を出して何だ」と怒って来たから
「だって、あそこに女の子がね」と言った、
そして親戚のおじいさんが「こんな大きな声を出して何だ」と怒って来たから
「だって、あそこに女の子がジッと見ていたんだ、言ったいあの娘は誰なんだ」と言うと
「何だ女の子って、俺は知らんぞ」と逆に言い返されてしまった
確かに俺が手を指したした時女は何故か消えていた
それで夕飯の時はご馳走振る舞われ親戚家族一同で盛大にやったが、その席にもいつの間にかあの女はいて俺の近くに座っていたが何故か料理や飲み物に一切手を付けていなかった
それに何故か飲み物を注いで貰えない
まるで居ないかのように
そして夕飯が終わって部屋で寝ていたらすぐに飛び起きた、女が俺の横にいて
布団の中に入りジッと近くで見つめていたのである
また怖くなってその場を逃げ廊下に飛びだすと親戚のおじいちゃんが偶然いたので一部始終を話した
初めに訂正で全編を前編にして下さい
字を間違えて恐縮
おじいちゃんはすっかりきがどうてんした座敷に俺を連れて行き古い写真を見せその写真には軍服姿の俺そっくりな男が映っていた、
そしておじいちゃんから、亡くなった曾祖父には弟と妹が1人ずついて弟は日露戦争で戦死、妹は結核で亡くなったと言う話しを聞いた、
その時初めて亡くなった親戚の妹が俺を日露戦争で戦死したその弟だと思い込み表れたのだと、
その話しを聞かされた後自分が寝ていた部屋に戻ると
その結核で亡くなったとされる女性が佇んでいて、
「これからはずっと一緒にいましょう、あなたは私だけのもの、これからはどこにも行かせない」と
そう言わた私は必死に彼女を説得した
すると彼女はスッとその場所から消えた
そしてその家から帰るとき振り返って門を見ると、その女性がやはりのぞき込むように佇んでいた
身送るかのように
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話