短編2
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白い手

初めて書きますので、誤字・脱字もあるかと思いますが、よろしくお願いします。

これは私が小学生の頃にあった話です。

当時私は小学3年生で、両親共働きなので家ではいつも一人でした。

ある時私が熱を出して学校を休ませてもらい、その日は家で一人寝ていました。

熱も高くて体もだるかったのですが、ずっと寝ていてもつまらないので、マンガを読んだり、テレビを見て過ごしていました。

しばらくして、ふいにトイレに行きたくなり用を足して洗面台で手を洗っていた時に私はおかしいことに気が付きました。

私の家は洗面台の後ろがお風呂場になっていて、

鏡にお風呂場のドアが映るのですが、いつもは閉まっているはずのドアが少しだけ開いていました。

そして、鏡越しにドアの方を見たときに、急に冷や汗が出てきました。

ドアの隙間から白い手がこちらに手招きをしているのです。

ビックリして振り返ると

まだ手招きをしています。

一瞬ドアに近づこうと思いましたが、体が「近づいてはいけない」と言っているように感じ、急いで自分の部屋に戻ろうとした時、多分女の人の声だったと思います。

「おいで・・・」

と手招きをしている手の方から言われ

私も思わず「誰が行くか!!」と叫びながら自分の部屋へ走って戻りました。

その後は布団に入っているのも怖くて、護身用に素振り用の竹刀を常に横に置きながらギャグマンガや、ゲームをしていると、母親が急に慌てて帰ってきました。

聞くと、田舎のおばあちゃんが亡くなったという連絡を受けたということでした。

原因は急性の心臓発作だったみたいです。

突然のことで私も気が動転していましたがその後、父親もすぐに帰宅し急いで田舎に向かいお通夜や告別式と慌しく行われました。

私は大好きだったおばあちゃんが亡くなってしまった悲しみで一杯でしたが、喪主のおじさんからおばあちゃんが倒れた時間を聞いて全身鳥肌が立ちました。

それは、私が家で見た白い手が手招きをされたのと同じ時間だったのです。

あの時、もし私が呼ばれるがままに近づいていたら、私も死んでいたのかと思うと当時は震えが止まりませんでした。

その後、今日に至るまであの白い手を見ることはありませんが、あの「おいで」と言われた声は今だに忘れることが出来ません。

怖い話投稿:ホラーテラー ホラテラ初心者さん  

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