短編2
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小○霧

これは私が高校2年の時に体験した出来事である、

その当時放送委員だった私はいつものように放送室に向かった、

そして放送室に向かう途中の廊下で偶然背筋に違和感を感じ開かずの教室と噂されている今は使われていない教室の前で立ち止まった、

いつも何気に通り過ぎるその教室には何かが居る、

そう思った私は教室の戸を開けた、

意外にも鍵がかかっていなかった、

そして中に入るとほこりをかぶった色々な物が所狭しと置かれていた、

そうやってしばらく探索していると何枚もの畳が折り重なっている光景を見た、

そしてその何枚も重なっている畳の上に汚い毛布があった、

その毛布を見て私は何故か震え上がってしまったが私はその毛布を思わずはぐった、

すると、

髪の長い青白い顔をした体操服姿の少女がいて「何よ、寝てたのに起こして、こっちみないでよ」といきなり私に向かって言い放った、

私は怖くなってその教室から逃げ出し、

逃げ出して廊下に飛び出した所を女の先生に偶然見つかり、

女の先生にその一部始終を話すと、

女の先生は怒ったがその後で

「何年か前いじめを苦にあの教室で自殺した女の子がいたの、自殺する前その子は不登校で学校に来なかったけど、思い切って学校に来たためにいじめられちゃったのかな」と言っていた、

そして私は動揺したまま近くのトイレに向かい

トイレの戸を開けたらあの教室にいた少女が中にいて、

「フフッ」とこちらを向きながら微笑んでいるのだった、

私は余りの恐ろしささで失神し気がつくと病院のベッドの上にいた、

それから退院後はもうあの教室の前の廊下は何があっても通らずトイレに行くときも怯えながら行く生活を送った、

しかし残りの学校生活ではもうあの少女に二度と出くわす事はなかった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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