近所のTSUTAYAからBlu-rayのレンタルを借りてきた。
内容は、ぐだぐだ時間潰せればいい程度の、洋物B級ホラー。
あまり内容は期待しないで部屋で見ている途中、
田舎の親から携帯に着信があった。
なんだこんな時にと思って電話に出ると
「おーい!おーい!どこに居るんだー!」
だんだん声が遠ざかって切れてしまった。こちらから何を言っても聞こえてなさそうだった。
おまけに、こちらから何度折り返し電話しても二度と出なかった。
酔っ払っているとかそんなのだろうと思ったし、そもそも映画の途中だったからと自分を納得させ、
途中で停止していた映画の画面を再び見始めた。
すると、洋画だったはずなのに
場面は見た事もないような寂れた神社の境内になっていた。
境内の隅のほうには修行僧のような人が映っていた。
修行僧が画面に近づいて来て、俺の背後を指差した。
思わずつられて振り向くと
いつの間にか部屋の隅のほうに、白装束を着た人達が立っていた。
仏教の大僧正だけが知っている謎の呪文を使わないと、彼らには全く太刀打ちできないらしい。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話