短編2
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それは私が小学校6年生のころの話です。

私は友達の家族と川に遊びに行くことになりました。

私と友達のYちゃんは水遊びをしていました。

真夏だったので水はとても冷たく気持ち良かったのを覚えています。

Yちゃんのお父さんにはとても強い霊感がありました。

Yちゃんお父さんは滝の落ちるとこすれすれで釣りをしていました。

私は釣りを見るのが楽しくてついつい近くまで行って見学をしていました。

滝から歪なわめき声が何度か聞こえた気がしましたが、気にしないようにしていました。

しかし、さすがに危なかったため怒られました。

そこで水に入って近くで見ていました。

すると隣から視線を感じました。

ひんやりする感じでした。

私はただのつかりすぎと思って水から出ました。

それからみんなで車に乗って帰っているときにYちゃんのお父さんが、「なんともないか?」と聞いてきました。

なんだか怖くなり訳を聞いた見ると。

私の隣にこちら睨みつけている子供の霊がいたというのです。

隙があれば私をあの世につれていこうとしていたそうです。

それに…

Yちゃんのお父さんが釣りをしていた滝のすぐ下には、無数の手がこちらをつかもうと手をのばしていたそうです。

今思い出すだけで身震いしてしまいます。

あれから私の日常には変化があります…

今まで見えなかった物が今は見えてしまうのです。

だから今では、自分で九字を覚えて身を守れるようにしています。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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