短編2
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兵隊さん

半年前の話なんですが聞いてください

私は有給をとって親友の家に娘を連れて遊びに行きました

近くに神社があって、そこは戦争中に沢山の兵隊が死んだらしい場所だそうです

その兵隊は今でも無念でどこかを歩き続けているらしいのですが、私が目を離した隙に娘が居なくなったので親友にも頼んで探して貰い、やっと見つかった場所は神社でした

娘は社の周りをうろちょろしていました

私は霊感など全くなのでわからなかったのですが、親友が額に汗をながしながら「早く家に連れて帰るぞ」と、早口で言うものですから、神社を見つめている娘を抱えて親友の家に戻り訳の分からないまま塩を娘と共に舐めさせられました

親友の話では兵隊が近くにいる、見つかったら連れて行かれるところだった、と言っていましたが私は霊感が無いため訳が分からず適当に流していました

そして帰りに娘が車に乗るときに怒りながら何故勝手にどこかに行ったりするとか、言ったら娘が鼻水たらしながら、

「だってね、窓からお外を見たら兵隊さんがね、歩いてたからね、見に行こうと思ってね、ついて行ったの…。」

そこから先は何を言ってるか分からなかったのですが、私は大変危険な体験をさせてしまったことを後悔しています

今は娘を連れて出かける時は必ず目を離さないようにしています

もし娘から目を離したせいで連れていかれたら、と思うと死んでも死にきれません

怖い話投稿:ホラーテラー 父親さん  

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