短編1
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家の記憶

怖くはないのですが…

小学生の頃の話です。家族は父、母、姉、私の4人で、その日は旅行に行っていた母が帰ってくる日でした。

朝の6時30分頃だったと思います。突然玄関の開く音がして

「ただいま~!」

と女性の声。

その直後に階段をどたばたと降りる音と

「おかえり」

男性の声。

その後しばらく階段を上り下りする音。しかもどたばた。

母が帰って来たんだろう、と思いました。がまだ眠かったし、足音をうるさいなぁ、とか思いながら寝ました。

8時頃、姉とともに目が覚めて

「お母さん、帰ってきたみたいだね」

等言いながら居間に行きましたが、誰もいません。

寝室に行ってみると、父が1人寝てるだけ。

とりあえず、父を起こして母が帰ってきてないか尋ねると、知らないとのこと。

じゃあ、あれは誰が帰ってきたんだ?ってなりました。

声も物音も、私と姉、2人同時に聞いていたみたいなので夢ではないでしょう。

結局、母が帰ってきたのは10時頃でした。

後日、幽霊をよく見るという友人に相談したところ、「家が、住んでいる人の生活を記憶して、再現することがある」んだそう。

怖くなくてホントすみませんでした。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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