昔の話。
以前私の村では定期的に墓荒らしがおきていました。
村の人間以上に、墓の管理をしている寺の住職が一番悔やんでいました。無償で読経したりお布施を強要する感じを出さない事から村人から大変慕われていました。
そんな住職があまりにもいたたまれないと思った村人達は定期的に墓の見回りをする事にしました。
するといつの間にか墓荒らしは無くなったのですが住職もいなくなってしまいました。
親に聞いた話によると放浪の旅に出た、ということ。
後に聞いた話ですが、夜見回りに行った村人が見たものとは白装束を着て鬼のような形相でお供え物を食らっている住職だったそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話